浜田剛史から比嘉大吾へ、連続KO記録の歴史と価値
2018年2月4日 23時54分
2018年2月4日 20時37分
WBC世界フライ級タイトルマッチが4日、沖縄県立武道館で行われ、王者の比嘉大吾(白井・具志堅S)が元2階級制覇王者で挑戦者9位モイセス・フエンテス(メキシコ)に1回2分32秒KO勝ち。2度目の防衛に成功するとともに、15連続KO勝利の日本タイ記録をマークした。
初回、ジャブを放った比嘉に対し、長身のフエンテスの右クロスが浅いながらもヒット。簡単な試合ではない、という予感が漂う。フエンテスはジワジワと前に出てボディを狙い、比嘉が足を使いながらカウンターのタイミングを計った。
これが功を奏したのか、ラウンド中盤、フエンテスの右に合わせて比嘉の右が炸裂すると、フエンテスがダメージを負ってロープを背負った。比嘉はグイッと圧力を強め、フエンテスも打ち返すが、比嘉が左アッパーからボディのダブル、右ボディストレートとつなぐと、フエンテスが顔をしかめてダウン。何とか立ち上がったものの、10カウントとなった。
直後のフエンテスは「なぜだ?」と納得がいかない様子だったが、ダメージはかなりあったように見えた。
15連続KO勝利は沖縄の大先輩、元WBC世界ジュニア・ウェルター級王者の浜田剛史氏と並ぶ大記録。今後を問われたチャンピオンは「特別なチャンピオンになれるよう、これからもKOを狙う」と宣言した。
フエンテスは16年の大みそか、田中恒成(畑中)とのWBO世界L・フライ級王座決定戦に敗れて以来の世界戦で勝利することができず、3階級制覇挑戦にも失敗。戦績は25勝14KO5敗1分となった。
前座では、2016年全日本ライト級新人王の小田翔夢(白井・具志堅S)がワレン・マンブアンガ(比)とライト級8回戦。スタートからジャブ、ワンツーで攻め、最後は強烈な左ボディブローで10カウントを聞かせた。KOタイムは1回2分21秒。ジム移籍初戦だった小田はデビューから7連続KO勝利。
◇ミニマム級6回戦
仲島辰郎(平仲BS)[TKO2回1分8秒]キティコン・サイトーンジム(タイ)
◇バンタム級6回戦
大湾硫斗(白井・具志堅S)[3-0(59-55×3)]ジュン・ブラゾ(比)
2025年2月7日 14時00分
2025年2月7日 12時15分
2025年2月6日 22時33分
2025年2月6日 16時47分
2025年2月6日 9時50分
2025年2月5日 10時50分