リゴンドウ来日「私が勝つことはわかっている」
2014年12月21日 20時53分
2014年12月21日 19時13分
全日本新人王決定戦が21日、東京・後楽園ホールで行われ、全12階級で優勝者が決まった。最優秀選手賞はウェルター級の別府優樹(久留米櫛間)、技能賞はS・バンタム級の川島翔平(真正)、敢闘賞にはS・フェザー級の粕谷雄一郎(石川立川)が選ばれた。
ライト級とS・ライト級は東軍の選手が棄権。山口祥吾(西遠)と森定哲也(鈴鹿ニイミ)がそれぞれ全日本新人王に輝いた。東軍と西軍の対抗戦は不戦勝も含めて6勝6敗だった。
◇ミニマム級5回戦
小西伶弥(真正)[3-0(49-46、50-45×2)]久保裕希(セレス)
小西の力強いプレスが試合を支配。左ボディブロー、右ストレートで足を使いたいサウスポーの久保を追い込んでいった。久保はペースを変えようと、3回から打ち合ったが、パワーで勝る小西はまったく下がらず、ビシビシとボディ打ちを見舞った。最後まで前に出て大差判定勝ちの小西は7勝4KO無敗。久保は6勝2KO2敗。
◇L・フライ級5回戦
大野兼資(帝拳)[2-1(48-47×2、47-48)]荻堂盛太(平仲BS)
サウスポー対決は荻堂が好スタート。ワンツー、返しの右フック、上下の打ち分けでリズムをつかんだ。大野は3回から積極的に出て手数で攻勢をアピール。ともに決定打が出ず拮抗した展開が続いたが、最後は荻堂がやや失速した印象。大野は7勝3KO1敗。荻堂は6勝1KO2敗1分。
◇フライ級5回戦
山下賢哉(古口)[3-0(49-46×2、49-47)]小坂駿(真正)
小坂は長いリードを使って距離をキープし、ボディ、右ストレートを打ち込んでボクシングを組み立てた。パンチがあたらずストレスを抱えているように見えた山下は、徐々にプレスを強め、コンビネーションで小坂に迫った。接戦が続いたが、山下は4、5回にパンチをまとめて判定をものにした。全勝対決を制した山下は7勝4KO無敗。初黒星の小坂は9勝1敗。
◇S・フライ級5回戦
橋詰将義(井岡)[3回2分15秒負傷判定3-0(29-28、30-28、30-27)]米永章吾(宮田)
西軍代表MVPのサウスポー橋詰は初回から迫力満点の攻撃で、左ストレート、右フックを振るっていった。米永はよくガードして左フックを狙っていったが、再三ロープを背負って劣勢。橋詰が2回にアッパーを決めると、米永のヒザがガクッと崩れかけた。3回に偶然のバッティングで米永が右目上部をカットして試合終了。大阪・興國高出身の橋詰はこれで7勝4KO無敗。米永は6勝3KO2敗。
◇バンタム級5回戦
高橋竜平(横浜光)[3-0(49-46、50-46、50-45)]田淵圭祐(八尾)
高橋が出入りのボクシングを機能させた。右に左に動きながら、ストレート、ボディブロー、アッパーを打ち込むなど変幻自在。パンチのある田淵は手が出ない。田淵は後半追い上げをはかったが、最後まで高橋を捕まえることはできなかった。高橋は5勝1敗1分。田淵は8勝6KO2敗2分。
◇S・バンタム級5回戦
川島翔平(真正)[KO4回26秒]松戸佑生(青木)
アップライトの川島は踏み込みの鋭いワンツーが武器。長身サウスポーの松戸は左を狙った。川島は3回、ボディに右ストレート、松戸は打ち終わりに左を合わせ、試合が温まってきた。4回開始早々、川島の右ストレートがカウンターとなって松戸に炸裂。ダウンした松戸は立ち上がったものの10カウントが数えられた。川島は9勝2KO2分。松戸は8勝4KO2敗。
◇フェザー級5回戦
阿部麗也(KG大和)[3-0(49-46、49-45×2)]殿本恭平(ハラダ)
サウスポーの阿部は距離を取って、フェイントを駆使しながら左を狙うボクシング。2回、殿本が出てきたところに左を合わせてダウンを奪った。その後も阿部は足を使いながら距離をキープし、間合いを詰めようとする殿本をさばく。4回に殿本の右を食らってグラついたが、ピンチはここだけだった。ジム初の全日本新人王となった阿部は8勝4KO1敗。殿本は5勝2KO2敗。
◇S・フェザー級5回戦
粕谷雄一郎(石川立川)[3-0(48-46×2、49-46)]脇田将士(堺東ミツキ)
長身サウスポーの脇田に対し、現役高校生の東日本MVP粕谷は上体を振って接近を試みた。粕谷は2回、脇田の懐に潜り込んで右を決めてダウンを奪う。3、4回は足を使う脇田に対して手数が減ったが、5回は左を決めるなど脇田を追い込んでゴングとなった。粕谷は6勝1KO無敗。脇田は4勝2KO3敗1分。
◇ライト級5回戦
山口祥吾(西遠)[中止]平岡アンディ(花形)=棄権
◇S・ライト級5回戦
森定哲也(鈴鹿ニイミ)[中止]木田尚遥(ワタナベ)=棄権
◇ウェルター級5回戦
別府優樹(久留米櫛間)[KO2回32秒]松永宏信(横浜光)
全KO勝利の剛腕、別府がスタートから飛ばしたが、サウスポー松永は別府の右をしっかりブロックして、逆に右フックを何度か決めて優位な立ち上がりをみせた。しかし初回終了間際、松永がパンチをまとめようとしたところで別府の左フックが決まり、松永がキャンバスへ。流れを変えた別府は2回早々に接近戦で右フックでダウンを奪う。続く場面でラッシュすると、主審が試合を止めた。ジム初の新人王となった別府は8勝8KO無敗。松永は6勝3KO1敗。
◇ミドル級5回戦
成田永生(八王子中屋)[3-0(48-47×2、49-46)]甲斐斗志広(宮崎ワールド)
オーソドックスの成田と体格のいいサウスポー甲斐の一戦は一進一退。成田がボディに右ストレート、左フックを決めれば、甲斐も左ストレート、左アッパーを駆使して応戦。攻守が目まぐるしく入れ替わる展開は最後まで続き、成田がわずかに上回った。成田は8勝4KO1敗。甲斐は4勝1KO7敗2分。
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