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アンカハスがIBF・SF級V5 同胞スルタンに大差判定

2018年5月27日 15時52分

  IBF世界S・フライ級王者ジェルウィン・アンカハスvs挑戦者1位ジョナス・スルタンのフィリピン人同士の世界タイトルマッチが26日(日本時間27日)米カリフォルニア州フレズノで行われ、アンカハスが12回3-0判定勝ち。5度目の防衛に成功した。

アンカハス(左)は安定した試合内容で防衛成功

 初回からサウスポーのアンカハスが右ジャブをピストンのように放ち左ストレートをボディー、顔面に浴びせてリード。スルタンは前進を続けるがジャブがなく、スキルで勝るアンカハスが右フックのカウンターを交えてポイント差を広げる。

 日本で翁長吾央、池水達也と対戦したスルタンは9回、左フックで挽回を図る。だが11回アンカハスが右強打でスルタンの右目をカットさせる。最終回、両者は打ち合いで沸かせたが王者のパンチの正確さが勝った。スコアカードは119-109×2、117-111でアンカハスが快勝。

ヤファイ(右)は体重超過のカルモナを一蹴

 同じリングに登場したWBA世界S・フライ級王者カリド・ヤファイ(英)は相手のダビ・カルモナ(メキシコ)が前日の計量で3.6ポンド(1.63キロ)超とバンタム級も上回る体重を計測しため無冠戦に変更。ヤファイは初回と2回にダウンを奪い、5回にも2度倒す猛攻。7回が終わるとカルモナ・コーナーが棄権し、ヤファイのTKO勝ちなった。Photos by Mikey Williams / Top Rank

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