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井上尚弥がスパー開始 試合後オフは過去最短

2018年6月12日 19時10分

 WBA世界バンタム級チャンピオンの井上尚弥(大橋)が12日、横浜市内のジムでジムワークを再開。5月25日にジェイミー・マクドネル(英)を1回TKO勝ちに下して3階級制覇を達成して以来、18日ぶりにグローブの感触を確かめた。

休み明けとは思えない動きを見せた井上(右)

 試合後のオフが18日間というのは今までで一番短く、井上はその理由を「(家族旅行などで)十分リフレッシュできたし、次も決まってますから」と説明。秋に開幕予定のバンタム級最強王者決定トーナメント「ワールドボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)」への強い意気込みを感じさせた。

 この日は早速、同門の日本フェザー級11位、溜田剛士と4ラウンドのスパーリング。「軽めです」と本人は言うものの、2階級上の日本ユース王者にパワフルな左を何度も打ち込む姿は相変わらずだった。

 WBSSの詳細な日程、対戦相手などは明らかになっていないが、井上は秋の試合に向けて準備を進めていく。既に今月下旬、そして7月下旬に体力強化のミニ合宿を行うことも決定。「スタミナはやればやるほどつく」という井上は、秋のトーナメントまでにバンタム級の身体をしっかり作り上げるつもりだ。

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