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最優秀にミドル級の森脇唯人 アマ全日本選手権

2018年11月18日 23時13分

 茨城県城里町の水戸桜ノ牧高校常北校体育館で開催されていたアマチュアの第88回全日本選手権大会は18日決勝8試合が行われ、L・ウェルター級の成松大介がこの大会通算8度目となる優勝を飾った他、ライト級森坂嵐(V4)、ミドル級森脇唯人(V2)がチャンピオンの座を守った。

MVPの森脇をウラジミール・シン・コーチが祝福

 L・フライ級の重岡優大、バンタム級村田昴、ウェルター級岡澤セオン、L・ヘビー級栗田琢郎の4人が初優勝を飾った。

 ベテラン対決となったフライ級は、L・フライ級から上げた柏崎刀翔が田中亮明を接戦の末3-2判定で破り、5年ぶり3度目の優勝を飾った。

フライ級は柏崎(左)が田中に競り勝った

 なお大会を通じて圧倒的な強さを発揮した森脇が最優秀選手に選ばれた。その他の三賞は、優秀選手賞に村田昴、技能賞に成松大介、敢闘賞に岡澤セオンがそれぞれ選ばれている。各級決勝の結果は以下の通り。

L・フライ級の重岡(右)はうれしい初優勝

LF級 重岡優大(拓殖大)5-0判定 長谷部大地(駒澤大)

F級 柏崎刀翔(福井県連盟)4-1判定 田中亮明(中京高校教)

B級 村田昴(日本大)3-0判定 松本圭佑(東京農大)

L級 森坂嵐(東京農大)3-2判定 藤田健児(自衛隊体育学校)

実力者の成松(左)は通算8度目の優勝

LW級 成松大介(自衛隊体育学校)5-0判定 秋山佑汰(自衛隊体育学校)

W級 岡澤セオン(鹿児島県体育協会)5-0判定 金城大明(自衛隊体育学校)

M級 森脇唯人(法政大)5-0判定 細野恭兵(近畿大)

LH級 栗田琢郎(日本大)3-2判定 新田隆人(中央大)

アマの解説を務めた井上は「レベルが高かった」

井上尚弥がプロ初のゲスト解説

 なお試合の模様はNHKのBS放送で生放送されたが、番組にはプロの現役世界王者の井上尚弥がゲスト解説を務めた。アマの試合のテレビ番組にプロの王者が解説を務めるのは日本では初めてのこと。

 放送を終えて、井上は「解説は楽しかった」と感想を述べ、また柏崎や田中らアマ時代に戦った相手が今も現役で活躍しているのを見てうれしかったと語った。

 いまのアマチュアについては「レベルが高かった」と評価。また自身がアマの試合に出るとしたらという質問には「アマとプロとは短距離とマラソンほどに異なる」と持論を述べた上で、「アマで対応できるようにするには時間がかかる」。できないとは口にしなかったが……。

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