ダラキアンが3連続KO防衛 WBAフライ級
2019年6月16日 10時30分
2019年6月15日 15時30分
WBO世界S・フライ級王座決定戦(19日、幕張メッセ・イベントホール)で男子日本人選手初の4階級制覇をかけて同級1位アストン・パリクテ(比)と対戦する同2位の井岡一翔(Reason大貴)が15日、東京・五反田のワタナベジムで練習を公開、メディアの取材に応じた。
昨年大みそかのWBO同級王座決定戦は3階級制覇王者ドニー・ニエテス(比)に惜敗。間をおかずにして4階級制覇のチャンスが巡ってきた井岡は「この試合がもしかしたら人生で最後になるかもしれないし、ラストチャンスかもしれない」と覚悟を強調した上で「この先にまだ目指す場所があるので、勝って次につなげたい」とあらためて海外進出への思いを言葉した。
決意の強さは過去最長となる8週間のラスベガス合宿に表れた。フィジカルトレーニング、基礎練習に始まり、米国ナショナル・チームのトップアマ選手らと合計110ラウンドのスパーリング。井岡は「質の高いトレーニングができた」と胸を張った。
イスマエル・サラス・トレーナーによると、前回のニエテス戦前は心拍数を測るなどの科学的なトレーニングができなかったが、今回はそれを実行して、最大心拍数は214をマークしたとのこと。「極限まで追い込んだ」と同トレーナーは自信満々だ。
パリクテ(25勝21KO2敗1分)は昨年9月にニエテスどドロー。長身そして侮れないパワーの持ち主で、井岡(23勝13KO2敗)は「強いのは間違いないし、簡単な試合にはならない」と気持ちを引き締める。
それでも参謀役のサラス・トレーナーは「パリクテはスタートはいいが、後半にスローダウンする。そして井岡の技術はパリクテのパワーを凌駕する。ポイントはパリクテの自信を打ち砕くことだ」と愛弟子の勝利を予告した。
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