元ヘビー級統一王者フューリー好調、ナバレッテV3戦
2019年9月14日 11時11分
2019年9月14日 10時29分
ミドル級2冠王者のサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)が11月2日、米ラスベガスのMGMグランドでWBO世界L・ヘビー級王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)に挑戦することになった。カネロを擁するゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)が13日明らかにした。
WBAスーパー、WBCフランチャイズ王者に認定されるカネロが選択したのは2階級上の“クラッシャー”コバレフだった。カネロがこの試合に勝てば4階級制覇を達成。ESPNによると、S・ウェルター級からL・ヘビー級までの4階級制覇は、往年のスター選手であるシュガー・レイ・レナード、トーマス・ハーンズ、マイク・マッカラムに続いて4人目だという。
カネロは昨年12月、S・ミドル級に進出してロッキー・フィールディング(英)に3回TKO勝ちして3階級制覇を達成。今度はさらに上の階級で、フィールディングよりもはるかに実績があり、L・ヘビー級のビッグネームであるコバレフが相手。カネロは「ボクシングの歴史に残る偉大なファイトを続けるためにこの試合を計画した。コバレフは危険なパンチャーでより大きい。しかしこのようなリスクに挑戦することを私は好む」との声明を発表した。
コバレフは「ベストになるためにはベストの選手をやっつけなければならない。私はこの階級で常に最もタフな相手と戦おうとしてきたが、多くの選手が私との対戦を避けた。カネロは私と戦いたいという。私は11月2日に向けて準備を進める」とコメントした。
ESPNなどの報道によると、カネロはコバレフにキャッチウエートは要求しておらず、試合はL・ヘビー級リミットの175ポンド(79.3キロ)で行われる模様。160ポンド(72.5キロ)ミドル級からは6.8キロも重いが、カネロには勝算があるのだろう。
ミドル級3冠を制したカネロ(52勝35KO1敗2分)は当初、IBF指名挑戦者のセルゲイ・デレフヤンチェンコ(ロシア)と9月14日に対戦すべく交渉を進めていたが、折り合いがつかずに決裂。カネロと大型契約を結んだDAZNは元ミドル級統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との第3戦を望んだが、カネロは首を縦に振らなかった。
DAZNはそのほかにもWBOミドル級王者デメトゥリアス・アンドラーデ(米)、S・ミドル級のカラム・スミス(英)、ビリー・ジョー・サンダース(英)らを候補に挙げたものの、カネロはコバレフ(34勝29KO3敗1分)を選択。36歳のコバレフにとっても、L・ヘビー級で対戦相手を探すより、カネロと対戦したほうが実りが多いと判断した。試合の模様はDAZNにより日本を含む世界各国に中継される。
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