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12.7ニューヨークでタパレスと元王者対決

岩佐亮佑が王座返り咲きへ IBF暫定王座決定戦 
12.7ニューヨークでタパレスと元王者対決

2019年11月12日 14時49分

 元IBF世界S・バンタム級チャンピオンの岩佐亮佑(セレス)が12日、千葉県柏市内のジムで記者会見し、12月7日ニューヨークのバークレイズセンターで元WBOバンタム級王者マーロン・タパレス(比)とIBF・S・バンタム級暫定王座決定戦を行うと発表した。

ニューヨークの乗り込む岩佐、海外は3戦目だ

 昨年8月、TJ・ドヘニー(豪)との防衛戦で敗れて王座陥落した岩佐は今年2月、セサール・フアレス(メキシコ)との挑戦者決定戦に勝って再びタイトルに前進。WBAとIBFの2冠を保持する王者ダニエル・ローマン(米)が肩を負傷したことから、IBFが岩佐とタパレスに対しして暫定王座決定戦を指令した。

 会見した岩佐は「やっときたなと。返り咲くリングが決まったので、気持ちが引き締まった。泥臭くても、かっこ悪くてもいいので、返り咲く姿を見せたい」と抱負を語った。

 セレス小林会長は「ドヘニーに負けて再起してから向上心が増した。体の鍛え方を含めて普段から取り組む姿勢が変わってきた」と愛弟子の成長を説明。特に弱点だったフィジカルのトレーニングに取り組んでからは2年がたち、「そのおかげでロサンゼルス(フアレス戦)でも勝てた」と岩佐の進化に太鼓判を押した。

若くして活躍してきた岩佐も12月で30歳

 対戦相手のタパレスは元WBOバンタム級王者で戦績は33勝16KO2敗。15年12月のWBO挑戦者決定戦と17年4月のWBO王座戦で岩佐と同じサウスポーの大森将平(ウォズ)を2度TKOで退けている(2試合目は計量失格で王座はく奪)。

 岩佐(26勝16KO3敗)は「パンチは強いでしょう。覚悟はしていますよ」とタパレスの実力を評価。3敗は山中慎介、リー・ハスキンス、ドヘニーといずれもサウスポーだけに、今後はフィリピンからIBFバンタム級1位のマイケル・ダスマリナス、アンソニー・ヘラルドを招へいし、10日ほど集中してスパーリングを行う予定だ。

 なお当日のイベントはWBCミドル級王者ジャモール・チャーロ(米)がデニス・ホーガン(豪)と防衛戦となっている。

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