コミーの防衛か、スター候補ロペスの戴冠か
IBFライト級戦 勝者はロマチェンコと対決へ
2019年12月12日 15時06分
2019年12月11日 23時12分
フラッシュ赤羽ジム主催「オーバーヒートボクサーズナイトvol.92」が11日、後楽園ホールで開催され、メインのS・フェザー級8回戦は、異色のラーメン好きマジシャンボクサー、ジロリアン陸(フラッシュ赤羽)がイケメンアツシ(三谷大和)に3-0判定勝ち。スコアは78-73、79-72×2だった。
ジロリアンはエンターテイナーらしくサンタの衣装で入場。クリンチの多いアツシを攻めあぐねて迎えた3回、右をもらって鼻血を出したが、右を決め返してダメージを与えると、4回に右ストレート、右アッパーをヒットしてアツシを追い込んだ。
しかし、ここからアツシが盛り返し、右を打ち込んで試合を盛り上げた。7回にジロリアンが攻勢に出ると、アツシはホールディングで減点1。ジロリアンは最終回にKOを狙ったものの、かなわなかった。戦績は10勝9KO3敗。アツシは7勝2KO5敗2分。
ジロリアンは現在、週2日ほど居酒屋などでマジックをして生計を立てながらボクシングに取り組んでいる。念願の日本ランク入りを目指すジロリアンは「もう31歳なので将来のこともある。どこかで踏ん切りをつけないといけない」と「あと数戦」を強調。リングネームの由来でもある“生命の源”ラーメン二郎を味わいに後楽園ホールを後にした。
◇L・フライ級8回戦
佐藤剛(角海老宝石)[3-0(77-74×2、78-75)]多田雅(TI山形)
日本・フライ級3位のサウスポー佐藤が身体を振りながらプレスをかけ、下から左ボディ、左フックで日本同級6位の多田に迫る。多田も右ストレート、右ボディアッパーを打ち込んでいったが、佐藤の左フックでダメージを負った。佐藤は2回も圧力を弱めず、左で多田からダウンを奪った。
多田はここから立ち直り、動いては離れのボクシングでファイターの佐藤にコンビネーションを見舞う。佐藤は被弾で顔を腫らしながらも6回、ボディ攻撃で多田にダメージを与え、7、8回は粘る多田と激しい打撃戦を演じた。佐藤は10勝5KO1敗1分。5月の日本タイトル戦で堀川謙一(三迫)に敗れている多田は連敗。13勝8KO7敗3分。
◇S・フライ級8回戦
興法裕二(新日本木村)[TKO1回2分2秒]ファイヤー一休(三谷大和)
体格で上回るサウスポー興法がスタートから仕掛け、顔面への連打で一休を追い込む。興法は防戦一方の一休にパンチの雨を降らせ、最後は左右のボディを効かせ、主審が割って入った。
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