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主役はフューリー 大物に期待ホープが続々追随

リング誌ランキングを読む Part3 ヘビー級編 
主役はフューリー 大物に期待ホープが続々追随

2020年4月13日 11時55分

 世界で最も権威のあると言われる米ボクシング専門誌「ザ・リング」のオリジナルランキングを読む企画の第3回はヘビー級だ。全階級を通じたパウンド・フォー・パウンド・ランキングにヘビー級ボクサーの名前が1人も入っていないのは寂しいが、近年にない活況を呈しているヘビー級をチェックする。

左からジョシュア、フューリー、ワイルダー

■ヘビー級
C タイソン・フューリー(英=WBC王者)
1 アンソニー・ジョシュア(英=WBAスーパー、IBF、WBO王者)
2 ディリアン・ホワイト(英)
3 デオンテイ・ワイルダー(米)
4 ルイス・オルティス(キューバ)
5 アンディ・ルイスJr(米)
6 アレクサンデル・ポベトキン(ロシア)
7 ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)
8 マイケル・ハンター(米)
9 オスカル・リバス(コロンビア)
10 クブラット・プレフ(ブルガリア)

 今年2月、ワイルダーとの再戦に快勝したフューリーがチャンピオンに認定されているのは文句なしだろう。あの体格でスピード、器用さ、頭脳を併せ持つ上に、ワイルダー第2戦では「パワー不足」という批判も封じ込めのだからあっぱれだ。

 3冠保持者ながらフューリーの後塵を拝したジョシュアは伏兵のルイスにTKO負けしたことが尾を引いている。再戦で雪辱したものの、その戦いぶりは“おっかなびっくり”という印象を与えた。最強を証明するにはフューリーに勝利するしかないが、はたして実現するか。

 2位のホワイトは昨年WBC暫定王座に就いたが、ドーピング違反が発覚して物議をかもした。次戦でポベトキンとの対戦が予定している。自らの失点でホワイトより下にランクされるワイルダーはフューリーとの第3戦に自ら手を挙げた。再び完敗するようなら評価はがた落ち。自慢の猛打を爆発させ、3強の一角として君臨できるか正念場を迎える。

 41歳のベテラン“キングコング”オルティスは相変わらずの評価をキープして4位。5位ルイス、6位ポベトキン、7位パーカーと元王者が続く。直近の試合でポベトキンと引き分けたハンターが8位、昨年7月、ホワイトにプロ初黒星を喫したリバスが9位にランクされる。

 ランク外で注目は英国期待のダニエル・デュボア。次戦でリオデジャネイロ五輪銀メダルのジョー・ジョイスとの英国ホープ対決が見もの。勝った選手はランキング入りする可能性が高い。PFPランキング5位の元クルーザー級4冠王者ウシクもヘビー級に進出しており、ジョシュア挑戦を狙っている。

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