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いまから45年前の1975年7月15日、タイのセンサク・ムアンスリン(写真)が同国バンコクでWBC・J・ウェルター級王座を獲得した。プロ3戦目という世界王座獲得の最速記録はいまだ破られていない。
ムエタイ王者だったセンサクはアマチュアでボクシング経験もあり、陣営はプロデビュー前から記録樹立を狙った。デビュー戦で世界6位のルディ・バロ(比)を下し、2戦目で世界挑戦経験のある日本のライオン古山も撃破。3戦目で古山との王座決定戦を制したWBC王者ペリコ・フェルナンデス(スペイン)を8回KOで下して戴冠した。
センサクはその後、一度は王座を失ったものの返り咲いて7度の防衛に成功。ガッツ石松を下すなど日本でもなじみのある選手だった。1981年に引退し、09年4月16日に病気のため死去。57歳という若さだった。
2014年3月、五輪2大会金メダルのワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)がプロ2戦目でWBOフェザー級王者オルランド・サリド(メキシコ)に挑戦、新記録樹立を狙った。体重超過で王座はく奪のサリドに判定負けして記録更新はならなかったものの、3戦目でゲーリー・ラッセルJr(米)との王座決定戦を制してセンサクの記録に並んだ。
ただしロマチェンコの場合、AIBA(国際ボクシング連盟)が立ち上げたプロボクシング大会(ワールド・シリーズ・オブ・ボクシング)で6試合戦っているため、記録の扱いをめぐってはさまざまな見方がある。
日本では田中恒成(畑中)のプロ5戦目が世界王座獲得の最速記録。よほどのトップアマであっても、センサクの記録を破るのは今後も難しいだろう。
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