WOWOWO井上

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2020年9月27日日曜日

ネリ判定勝ち WBC・S・バンタム級王座獲得 
前2冠王者ローマンがネリへの挑戦権ゲット

 米コネチカット州アンキャスビルのモヒガンサン・アリーナで26日(日本時間27日)開催されたPBC(プレミアボクシングチャンピオンズ)のイベントの第2部に前WBCバンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ=写真)が登場。アーロン・アラメダ(メキシコ)に3-0判定勝ち。WBC・S・バンタム級王座に就いて2階級制覇を達成した。

ネリは苦しみながらもうまくポイントを獲得した

 WBC・S・バンタム級王者レイ・バルガス(メキシコ)が負傷により休養王者にシフトし、バンタム級で体重超過を繰り返した過去を持ちながら1位にランクされたネリと6位アラメダによる王座決定戦が組まれた。

 無敗サウスポー対決。好戦的なネリが初回、右ジャブ、左右のフックを繰り出し手数で上回る立ち上がり。リーチで上回るアラメダはネリの攻撃をしっかりブロックし、右ジャブを効果的に突いてネリに対抗した。

 ネリは前半、アラメダを攻めあぐねるものの、ガードの上からパンチをまとめて手数で攻勢をアピール。アラメダはジャブ、左ストレートを時折当てるが、そこからペースを引き寄せるまでにはいたらない。

レイノソ・トレーナーとのタッグで2階級を制したネリ

 後半に入っても展開は変わらなかった。決定を打ち込めないネリが、手数で上回ってポイントをピックアップ。状況を打破したいアラメダは9回に左カウンター、10回に左ボディ、左アッパーをヒット。ネリの動きが落ちてきた。

 アラメダはラスト2ラウンドに勝負をかけたかったが、ここで攻めたのはネリ。アラメダは守勢に回らされた。スコアは115-113、116-111、118-110だった。連続KOが11で止まった25歳のネリは31勝24KO。27歳のアラメダはネリを苦しめたものの攻撃力で差をつけられた。25勝13KO1敗。

ローマン(左)はパヤノとの白熱戦を制した

 同じリングでWBC・S・バンタム級挑戦者決定戦は、前WBA&IBF世界S・バンタム級王者のダニエル・ローマン(米=写真)が元WBAバンタム級スーパー王者フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)に3-0判定勝ちした。スコアは116-112×3だった。

 日本にもなじみのある選手同士の対戦は、前に出て圧力をかけるローマンと下がりながら手を出す技巧派サウスポーのパヤノが互いに持ち味を発揮した。ローマンは最終回に攻め、終了ゴングと同時に左フックでダウンを奪ったように見えたが、主審はダウンを取らなかった。

 今年1月、ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)に敗れて2冠を失った30歳のローマンは再起成功。戦績を28勝10KO3敗1分として新王者ネリへの挑戦権を得た。18年10月、井上尚弥(大橋)に敗れたパヤノは再起戦に勝利したものの、ネリ、ローマンに敗れて連敗。36歳のベテラン元世界王者は21勝9KO4敗となった。Photos from Amanda Westcott/SHOWTIME

■S・バンタム級世界王者
WBAスーパー ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)
WBA ブランドン・フィゲロア(米)
WBAゴールド ロニー・リオス(米)
WBC休養 レイ・バルガス(メキシコ)
WBC ルイス・ネリ(メキシコ)
IBF ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)
IBF暫定 岩佐亮佑(セレス)
WBO アンジェロ・レオ(米)


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