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15連続KOの日本タイ記録をマーク

東洋太平洋S・ウェルター級王者 渡部あきのり引退 
15連続KOの日本タイ記録をマーク

2020年10月14日 13時58分

豪腕サウスポーとして人気を博したOPBF・S・ウェルター級王者の渡部あきのり(35歳=角海老宝石)が引退を発表した。角海老宝石ジムが14日明らかにした。

同ジムによると引退の理由は、コロナ情勢やS・ウェルター級の選手不足などで試合が決まりにくく、モチベーションやパフォーマンスが維持できなくなったという。コロナ禍がきっかけで引退した王者には、前日本L・フライ級王者の高橋悠斗がいる。

埼玉・花咲徳栄高でインターハイ準優勝の成績を収めた渡部は2004年にプロデビュー。豪快なKO勝ちで頭角を現し、翌05年に全日本ウェルター級新人王を獲得。当時、注目を集めていた亀田家に弟子入りし、牛若丸あきべぇのリングネームで戦っていた時期もあった。

07年に世界ランカーのマサ・バキロフを下して浜田剛史が持つ15連続KOの日本記録に並んだ。次の日本ウェルター級タイトルマッチで王者の湯場忠志に初回KO負けでプロ初黒星を喫した。

その後低迷するものの、11年にOPBFと日本ウェルター級王座を獲得し、OPBF王座は5度の防衛に成功。18年に日本S・ウェルター級暫定王座、19年にOPBF同級王座に就き、同年12月に初防衛に成功。これがラストファイトとなった。戦績は47戦39勝33KO7敗1分。

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