ロンドン五輪ミドル級金メダリストの村田諒太（三迫）がプロ転向記者会見から一夜明けた13日、都内のジムでメディア向けに練習を公開。前日に続きたくさんの報道陣が詰めかけた。

連日の村田フィーバー

　村田はシャドーボクシングをしたあと、東洋大の１年後輩で、８日に日本Ｓ・ライト級タイトルを獲得した同門の小原佳太と２ラウンドのスパーリングを披露。村田は「今日は16日のプロテストに向けてパンチをしっかり見るように意識した。後輩が遠慮してくれて助かりました」と笑ったが、ジャブに加えて鋭い右アッパー、右クロスを叩き込むなど、軽めとはいえさすがと思わせる動きを見せた。

　今後はアマチュア時代のキャリアを生かしながらプロ仕様のボクシングを試行錯誤していくという。村田は「ブロッキングを顔から少し離すとか、足の運びをアマのようなテンポではなく、少しどっしりさせるとか、いろいろ考えていきたい」と説明。最後は「やっぱスーツよりこっちのほうがいいなあ」と笑顔を見せていた。