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村田諒太がWBAミドル級“スーパー”王者に

2021年1月7日 12時18分

 WBAは5日付けでミドル級正規王者の村田諒太(34=帝拳)をスーパー王者に格上げするとホームページ上で発表した。これにより村田は指名防衛戦の期限が9ヶ月から19ヶ月に延長される。

村田諒太。右はトップランクのボブ・アラム氏

 WBAは先日までスーパー王者にサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)が君臨していた。しかしカネロは昨年12月、1階級上のWBA・S・ミドル級スーパー王者カラム・スミス(英)を下して同級スーパー王者に就き、WBAミドル級スーパー王座を返上した。

 WBAは村田のキャリアと記録を考慮してスーパー王者に認定する価値があると評価。村田本人にあまり変化はないが、これにより新たに正規王者が誕生する見込みだ。王者乱造が批判されるWBAだが、これを「ディビションの活性化」と主張している。

 ロンドン五輪金メダリストの村田は2017年にアッサン・エンダム(カメルーン=仏)との再戦を制してWBA王座を獲得。2度目の防衛戦でロブ・ブラント(米)に敗れたもののダイレクトリマッチに勝利して王座返り咲き。昨年12月に初防衛に成功した。

 2021年の目標に元3冠王者で現IBFミドル級王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との統一戦を掲げている。次戦のスケジュールはいまのところ発表されていない。

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