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寺地拳四朗がV8に向け「KOか圧勝で復活した姿見せたい」

2021年4月5日 16時50分

 WBC世界L・フライ級チャンピオンの寺地拳四朗(BMB)が5日、東京・練馬の三迫ジムでオンライン記者会見と公開練習を行い、挑戦者1位の久田哲也(ハラダ)とのV8戦(4.24エディオンアリーナ大阪)に向けて抱負を語った。

1年4ヶ月ぶりの試合に向け挑戦する拳四朗

 試合まで3週間を切った拳四朗が拠点とする三迫ジムで練習を公開した。「すごく順調」と語った王者はこれまで同門の堀川謙一(OPBF王者)、田中教仁(前日本ミニマム級王者)、川満俊輝(5月にWBO・APミニマム級タイトルに挑戦)、さらには帝拳ジムのホープ、岩田翔吉らとスパーリングを重ねてV8戦に備えてきた。

 久田戦に向けては「研究という研究はしていない。自分の動きを極めていく感じ」と相変わらずだが、陣営として対策を練っていないわけではもちろんない。

 参謀の加藤健太トレーナー(三迫ジム)は「ベテランなのでペース配分をよく考えている。警戒するところは(決めたことをやり抜く)実行力があるところ。ベテランらしく試合の中で変化させることもできるのでそこの部分も警戒している」と挑戦者を分析。前回19年12月の試合の反省から、重心を少し落とすという微修正を加え、攻守の切り替えに継続性を持たせるようにしたことも明かした。

 昨年は新型コロナウイルスの影響で試合が決まらなかった上、12月に内定した久田との試合を泥酔して他人の車を傷つけるという自らの不祥事の発覚による流してしまった。ライセンス停止処分を受けたが、この失敗が精神的な成長につながったという。

絶大な信頼を寄せる加藤トレーナーと

 加藤トレーナーは「今まではトレーナーの言う通りに動けば勝てるという感じだったけど、自分でも考えないといけないという自覚が出て、質問も増えて、ボクシングを深く話し合える時間が増えた」と拳四朗の成長を証言した。

 拳四朗は「本当にたくさんの方に迷惑をかけたので、強い姿を見せないといけない。勝つだけじゃなく、KOだったり、圧勝だったりは絶対だと思っている」と決意表明。目標に掲げるV13超え、他団体王者との統一戦に向け、圧倒的な勝利で復活をアピールしようとしている。写真=三迫ジム提供

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