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「勝ったほうが世界への準備」 坂井祥紀戦に集中

あす日本ウェルター級戦 IBF6位の小原佳太がV1戦 
「勝ったほうが世界への準備」 坂井祥紀戦に集中

2021年4月7日 17時07分

 あす8日、後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」の計量が7日、都内で行われ、メインの日本ウェルター級タイトルマッチに出場する王者の小原佳太(三迫)、挑戦者4位の坂井祥紀(横浜光)がともに66.3キロでリミットの66.6キロをクリアした。

計量に合格した小原(左)と坂井

 小原(34=23勝21KO4敗1分)は昨年2月、永野祐樹(帝拳)から奪った王座の初防衛戦。1年2ヶ月ぶりの試合ということで、減量を通常の1ヶ月半前からではなく、2ヶ月前からスタートして調整に万全を喫した。

 IBF6位にランクされ、格上の位置づけとなるものの、計量後の取材では「日本ランカーを見渡して緊張感のある選手は正直少ないけど、1、2番でやりづらくて集中できる相手が坂井選手。不安も日本人の中では一番大きい試合になると思う」とメキシコ帰りの挑戦者を警戒した。

 既にS・ライト級で日本、OPBF王座を獲得し、このクラス世界挑戦も経験。その後はウェルター級に上げてWBOアジアパシフィック王座に就き、19年3月にはIBF同級王座決定戦にも出場した。この先のビジョンとなれば世界しかないのだが、コロナ禍という状況もあり、先のことは「正直考えていない」とキッパリ。「勝ったほうが世界への準備ができる」と今回の試合を位置づけ、坂井との勝負に全力を注ぐ考えだ。

 一方の坂井(30=25勝13KO11敗2分)は「タイトルマッチよりも小原選手と試合ができることがうれしい」とウェルター級で日本人最強と評価する小原との試合に腕を撫した。

 小原対策については「映像で見て対策を立てられるほど器用じゃない」と謙遜したが、「相手の嫌がるところ、綻びを見つけていきたい」と言うから、海外で培った観察眼と対応力で小原を自分の世界に引きずり込もうとしているのだろう。

 いずれ再びアメリカ、メキシコでの活躍を思い描いている坂井。「小原さんに勝てば認めてもらえると思う」と話すように、小原撃破で日本一の称号を手にし、大きな飛躍につなげようとしている。写真=三迫ジム提供

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