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畑中会長「本当のことを知りたい」 世界戦ドーピング騒動を受け会見

2021年5月15日 15時46分

 畑中清詞・畑中ジム会長が15日、オンライン会見を行った。昨年末に所属の田中恒成が戦ったWBO世界S・フライ級戦で王者井岡一翔(Ambition)をめぐる一連のドーピング騒動に関し、質問状を送ったJBC(日本ボクシングコミッション)からの回答を受けて説明した。畑中会長は4月30日付でJBCの長岡勤コミッショナーに内容証明で質問状を送っていた。

オンラインで会見した畑中会長=提供写真

 畑中会長が明らかにしたところでは、(1)倫理委員会のメンバーの開示(2)1月からのドーピング問題の動きの開示(3)倫理委員会での結果がいつ出るのか――の3点を質問。これに対しJBC永田良平理事長名の回答は、(1)は審議に影響があるので開示拒否、(2)(3)は調査中につき、結論が出るまで回答せず――というものだった。

 田中サイドは4月末に初めて今回の件について知り困惑。JBCからは現在も何らかの説明も受けておらず一連の流れを把握できない状況といい、畑中会長は「公正かつ適正な判断を待ちたい。マスコミ等で報じられている通りなら、JBCの失態と考えている」と語った。田中、井岡両選手が受けたドーピング検査そのものの公平性は疑っていない。

 畑中会長は「いずれも納得できるものではない。うちとしては本当のことを知りたいだけ」と強調した。昨日(14日)、弁護士を通じJBCへ新たに質問状を送付したという。

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