5階級制覇王者ノニト・ドネア（フィリピン）の挑戦を受けるWBCバンタム級王者ノルディーヌ・ウバーリ（フランス＝写真）が29日（日本時間30日）、米カリフォルニア州カーソンのディグニティ・ヘルス・スポーツパークで開催される一戦の意気込みを明かした。ESPNデポルテスが伝えた。

　ドネア同様、19年11月に日本で行った井上拓真（大橋）戦以来リングから遠ざかっているウバーリだが「大きな問題ではない」と好調をアピール。昨年12月に予定された試合をコロナ感染で延期したが仕切り直しに意欲を見せる（ドネアも同時期コロナに感染）。

　そして「アメリカで勝って同胞のトニー・パーカー（バスケットボールNBAの元選手）のようにボクシングで有名になりたい。そうすればナオヤ・イノウエとの統一戦も現実となるだろう」とドネア同じく“モンスター”との対決を望んだ。

　自国フランスで始動したウバーリはメキシコへ移動して最終調整を行った。これはコロナパンデミック状況下による米国入国前の隔離期間という意味があったようだが、ロスモチスのモンティエル一家のサポートでスパーリングを実行。Ｖ３に自信を深めた。オッズはアメリカ式の表記でウバーリが－250、ドネアが＋200。2.5-１でウバーリ有利と出ている。