井岡一翔陣営 ドーピング事件でJBC役員は退任を 日本プロボクシング協会に上申書
2021年5月31日 11時37分
2021年5月31日 10時59分
ノニト・ドネア(フィリピン)が29日(日本時間30日)、米カーソンで行われたWBCバンタム級タイトルマッチで、王者のノルディーヌ・ウバーリ(フランス)に劇的な4回1分52秒KO勝ち。38歳のレジェンド王者が珠玉のパフォーマンスを見せたことでバンタム級のバトルがさらにヒートアップしてきた。
年齢を感じさせないドネアのパフォーマンスに驚いた。序盤からウバーリの打ち終わりに再三合わせる左フックは全盛期の“フィリピーノフラッシュ”を思わせる鋭さ。ウバーリの動きも悪くないように見えたが、円熟味に加え、若さも取り戻したかに見えたドネアは3回、左フックで2度のダウンを奪うと、4回にまたしても左でフィニッシュする完勝劇を披露した。
ドネアがIBFフライ級王者ビック・ダルチニヤンを下して初めて世界王者になったのは2007年7月のこと。24歳だった。そこから快進撃を続け、WBAフェザー級王座を獲得した5階級制覇を達成したのが14年5月。次戦でニコラス・ウォータースに敗れたのが31歳で、このとき「ああ、ドネアはもう終わりなのかな」と思わせたものだった。
既に4団体のベルトを獲得し、5階級制覇まで達成。いったいモチベーションはどこにあるのか? そんな問いに対するドネアの答えが強く印象に残っている(本誌2017年8月号)。
「自分の100%をリングに残してきた感覚がないのです。常に、少し試合中に手を抜いたり、前戦(WBO・S・バンタム級王座を失ったジェシー・マグダレノ戦)も途中でペースを落としたり。練習を含め、ちょっと手を抜いてしまうところがあったんですね。練習から試合が終わるまで、100%注ぎ込みたい気持ちがあります」
100%を出せたことがないのに5階級制覇をしてしまう。やはりドネアは天才なのだ。そして30歳過ぎまで100%を出せなかった選手が、いくら望んだとしてもこの先100%を出せることはない。そうと感じたものだった。
しかし、ドネアは18年4月のカール・フランプトン戦に敗れたものの、次に出場したWBSSでは決勝まで勝ち上がり、決勝では井上尚弥(大橋)と激闘を演じた。圧倒的不利予想の中、2回に井上が眼窩底骨折をしたとはいえ(ドネアのパンチでだ)、井上をあと一歩のところまで追い詰めた。
そして今回のウバーリ戦だ。ドネアは本当に100%を実現したのである。それができたのは本人が願っていたからに違いないが、井上という希有な存在がドネアの100%を引き出す大きな原動力になったのではないかとも思うのである。
さあ、これからである。ウバーリvs.ドネア戦の1ヶ月ほど前、井上に予想を聞いてみると「ウバーリじゃないですかね。ドネア…もう一度ドネアっていうのはなあ…」とうなっていた。4団体制覇を狙うモンスターとしては一度対戦しているドネアよりも、ウバーリと対戦したいという思いがあったのだと想像する(本人はそう言っていないけど)。ウバーリは弟の拓真に勝っているという因縁もある。
しかし、井上はドネアの勝利後、SNSで「ドネア強ぇ!!!」、「ドネアの勝利こそがモチベーション!!」とつづった。ドネアのパフォーマンスを見て、これならもう一度対戦する価値がある、もう一度対戦しても面白いと感じたのではないだろうか。
WBAスーパーとIBFの2冠を保持する井上は6月19日、ラスベガスでマイケル・ダスマリナス(フィリピン)と指名防衛戦を行う。WBO王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)は8月14日(場所未発表)、WBA正規王者ギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)と防衛戦を行う。ドネアの珠玉のパフォーマンスが他の選手たちを大いに刺激したことは間違いなく、バンタム級戦線がますます楽しみになってきた。(渋谷淳)Photo from Esther Lin/SHOWTIME
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