中谷正義が大勝負のロマチェンコ戦を語る「これに勝って世界戦決める」
2021年6月8日 18時31分
2021年6月8日 15時18分
6日(日本時間7日)米マイアミのハードロック・スタジアムで行われたミドル級10回戦で、ルイス・アリアス(米)が元IBF世界S・ウェルター級王者ジャレット・ハード(米)に判定勝ち。WBAミドル級スーパー王者、村田諒太(帝拳)のスパーリングパートナーを務めたアリアスが金星をゲットした。
アリアスが来日したのは2019年6月のこと。ロブ・ブラント(米)に王座を奪われた村田が7月の再戦に勝利するために、アメリカから呼び寄せたパートナーだった。パートナーとはいえ、このときのランキングはWBCミドル級8位。アリアスのサポートもあり、村田はブラントから王座を取り返した。
試合は、スピードが武器のアリアスが手数とコンビネーションでポイントを獲得し、ハードが徐々にエンジンをふかすという展開。アリアスは最後までよく手を出し、9回にスリップ気味にひざをついたシーンがダウンとされる不運もありながら、97-93、96-93(アリアス)、95-94(ハード)で逃げ切った。
アリアスは17年11月に元ミドル級世界王者ダニエル・ジェイコブス(米)に敗れてキャリア初黒星を喫すると、ここから続く2試合も引き分けと黒星。キャリア最大の壁にぶつかり、引退の瀬戸際まで追い込まれた。ここから日本でもよく知られるキューバ人コーチ、イスマエル・サラス氏に師事してキャリアの立て直しを図った。
アリアスは試合後、「私は今ここにいる。決してあきらめなかった。(当時は)みんな私のところへ来て、仕事を探せ、もうボクシングはやめろと言ったんだ。そして今、元世界王者を倒した。みんなも決してあきらめないでほしい」と不屈の精神を強調した。
試合を振り返っては、「彼に飛びついて序盤にリードし、それをキープすることが狙いだった。中盤、私は勝っていると感じたけど確信はなかった。この試合で私はAサイドではなかったからね。私は特にインサイドで彼を苦しめたと思う。154ポンド(S・ウェルター級)で戦っていたら彼はノックアウトされていたんじゃないかな」と語った。
ハードはS・ウェルター級でWBAとWBOの3位、IBFは4位、WBCは7位にランクされており、アリアスが世界ランキングに復帰するのは確実だ。村田とともに汗を流したアリアスが一気にS・ウェルター級のトップ戦線へと駆け上がった。Photos from Amanda Westcott/SHOWTIME
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