WBOミドル級王者デメトゥリアス・アンドラーデ（米＝写真）が11月19日、同級10位ジェイソン・クイッグリー（アイルランド）と米マンチェスターのSNHUアリーナで防衛戦を行う。主催のマッチルームボクシングが発表した。

　2階級制覇王者のアンドラーデ（30勝18KO）はこれが5度目の防衛戦。本人はIBF王者ゲンナジー・ゴロフキン（米）やWBC王者ジャモール・チャーロ（米）らとの統一戦を希望していたが叶わず、クイッグリーとの防衛戦に落ち着いた。アメリカのリングでキャリアを重ねるクイッグリー（19勝14KO1敗）はこれが世界初挑戦。アップセットを目指す。

　このカードの他に2つの世界タイトルマッチも発表された。S･バンタム級2冠王者のムロジョン・アフマダリエフ（ウズベキスタン＝9勝7KO）は4月の岩佐亮佑（セレス）戦以来のリング。WBA指名挑戦者のロニー・リオス（米＝33勝16KO3敗）を迎えてWBA&IBF王座の防衛戦を行う。

　WBCフライ級王者のフリオ・セサール・マルティネス（メキシコ＝18勝14KO1敗1無効試合）は暫定王者マックウイリアムス・アローヨ（プエルトリコ＝21勝16KO4敗）と4度目の防衛戦。

　この試合は当初、2月に行われる予定だったが試合2日前にマルティネスがけがでキャンセル。アローヨが急きょ設定された暫定王座決定戦に勝利した。マルティネスはWBOフライ級王者の中谷潤人（M.T）が標的にしているだけに、チェックしておきたい一戦だ。Photos by SUMIO YAMADA