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勅使河原弘晶が12.11ドネア前座に出場 タパレスとIBF・S・バンタム級挑戦者決定戦

2021年11月22日 14時49分

 IBF・S・バンタム級3位の勅使河原弘晶(三迫)が12月11日(日本時間12日)、米カリフォルニア州カーソンのディグニティヘルススポーツパークで同級4位マーロン・タパレス(フィリピン)とIBF同級挑戦者決定戦を行うことになった。勅使河原が22日、都内のジムで三迫貴志会長と記者会見を開いて発表した。

左から加藤トレーナー、勅使河原、三迫会長

 WBOアジアパシフィックバンタム級王座を2度防衛、OPBF・S・バンタム級王座を4度防衛してきた31歳の勅使河原(22勝15KO2敗2分)にようやく大きなチャンスが巡ってきた。試合はプレミアボクシンクチャンピオンズ(PBC)のイベントで、メインではWBCバンタム級王者ノニト・ドネア(フィリピン)の暫定王者レイマート・ガバリョ(同)との防衛戦。大舞台である。

後楽園ホール以外で試合をするのも、海外で試合をするのも初めてとなるが、勅使河原は「ホールの人気者と言ってもらうけど、もう少し大きいところにも出てみてかった。サムライ魂を見せてヒロアキ・テシガワラの名前を海外で売ってきたい」と意気込みを語った。

 対戦相手のタパレス(30勝13KO2敗)は29歳の元WBOバンタム級王者。日本にもお馴染みで、17年に大森将平の挑戦を受けて前日に計量失格。翌日の試合で11回TKO勝ちした。19年12月にはアメリカで行われたIBF・S・バンタム級暫定王座決定戦で岩佐亮佑(セレス)に11回TKO負けした。好戦的なサウスポーである。

 手強い相手と言えるが、「タパレスどうこうより自分のボクシングをできるかどうか」というのが勅使河原の考え。昨年8月、三迫ジムに移籍してからは加藤健太トレーナーとタッグを組み、「基本をすごく見直した。前はぐちゃぐちゃのボクシングだった。基礎ができた上でできる動きが増えた。昔の自分とはまったく違う」と成長を実感している。

 IBFから挑戦者決定戦のオーダーがあったのが8月で、既に200ラウンド近いスパーリングをこなして準備は万端。「オーソドックスよりサウスポーのほうが得意。いままで(サウスポーは)全部倒してますから」と自信満々だ。

 現在のIBF王者はムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)でWBAスーパー王座も保持している。勅使河原は「タパレスはいい選手だけど倒して勝って当たり前だと思っている。倒して勝って世界タイトルマッチに臨みたい」とKO宣言。クラスナンバーワンのポジションに立つアフマダリエフへの挑戦に弾みをつけるつもりだ。

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