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国内ライト級ウォーズ第2弾 吉野修一郎vs.伊藤雅雪 ひと足お先にプレビュー

2021年12月22日 15時22分

 村田-ゴロフキン戦のサポーティングカードとして発表されたライト級の一戦、吉野修一郎(三迫)-伊藤雅雪(横浜光)。国内ライト級ウォーズ直接対決第2弾は少し先延ばしになってしまったが、決定の報に興奮しているファンも多いはず。リスケジュールの日を待ちつつ、まずは両選手に話を聞くとともに参謀役に互いの戦力分析をしてもらった。どんなファイトになるのだろう。《ボクシング・ビート1月号より》

対戦が待ち遠しい吉野(左)と伊藤

 年末29日の村田-ゴロフキン戦をメインとしたビッグイベントの中止、開催日程の再調整が正式に発表された12月3日、吉野修一郎はSNSを通じて発信した。

≪プラスに捉えて、最高の状態で挑めるようやるのみ! やってやるぜ!≫

 吉野に話を聞いたのは、新たな新型コロナ変異株の不穏な足音が忍び寄る前だった。気持ちの充実が表情にあふれていたが、言葉の勢いから、延期になろうと少しの変化もないことがうかがえた。

 伊藤雅雪の取材は延期の理由となる政府の対応が発表された直後だった。「最悪、ズレるぐらいだと思っているので、あまり考えずに僕は自分のやることをやるだけ」と冷静に受け止めていた。

 もともと相思相愛の2人だった。昨年、メディアを介して、伊藤の対戦希望を確認した心境を吉野は「告白された気分」と表現した。実際、伊藤側から対戦オファーも出されたが、吉野はもうひとりの意中の人、細川バレンタインとの3冠王座防衛戦がすでに決まっていた時期で「フラれるわけがないと思っていたのに、タイミングが合わなかった」(伊藤)。

 伊藤サイドは次の一手を打ち、三代大訓(ワタナベ)戦へと舵を切る。YouTubeライブ配信を通じて、大々的に発表したのは吉野-バレンタイン戦の3日前。ライト級国内最強を決める戦いの舞台を整え、対戦ムードを戦略的に盛り上げた。が、伊藤が三代に敗れ、シナリオは白紙になる。

 紆余曲折の道のりを経て、2人はようやくめぐり逢ったのである。

潰しに行く、と吉野

 吉野は「この試合は僕にとって分岐点」と位置づける。

「ここで勝つのと負けるのでは雲泥の差。勝てば名前が売れるし、負ければすべてが崩れますね」

 伊藤が不覚を取った瞬間は自分の進むべき道が閉ざされ、目の前が真っ暗になった。

「あれだけ盛り上げておいて、負けるのかよと思って、ビックリしました。勝ってくれると思っていたし、僕が元世界チャンピオンに勝って、アピールするつもりでいたので。次、どうしたらいいんだろう、というのはありました」

 対決にかける吉野と伊藤それぞれの思い、そして互いのトレーナーによる戦力分析も別掲。記事全文は発売中のボクシング・ビート1月号でご覧ください。こちらからもご購入できます→https://amzn.to/3FplI8Y

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