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元IBF3位の勅使河原弘晶が引退表明 昨年12月の挑戦者決定戦に敗退「すべてを出し切った」

2022年4月30日 18時17分

元WBOアジアパシフィック・バンタム級王者、元OPBF・S・バンタム級王者の勅使河原弘晶(31歳=三迫)が30日、引退を発表した。

勅使河原は少年院時代に元世界王者、輪島功一さんの自伝を読んでプロボクサーを志し、輪島功一スポーツジムから2011年にプロデビュー。強打とトリッキーな動きを武器に頭角を現し、17年にWBOアジアパシフィック・バンタム級王者となり、2度の防衛に成功した。

18年にクラスを上げてOPBF・S・バンタム級王座を獲得して4度の防衛に成功。21年12月、米カリフォルニア州でIBF同級挑戦者決定戦に臨み、マーロン・タパレス(フィリピン)に2回KO負け。進退についてジムと話し合っていた。戦績は22勝15KO3敗2分。以下、勅使河原が発表した「ご報告」の全文。

この度私、勅使河原弘晶はボクシングを引退する事に決めました。
2021年12月の敗戦まで自分自身を何も疑わずに信じ続け、世界チャンピオンになるために生活の全てをボクシングに捧げてきました。

そして、世界チャンピオンになるために決めていた事が一つありました。「後一敗したらそこで潔く辞める」これは自分を追い込むためのメンタルのルールでした。これを決めていたことで「負けたら人生の全てを失う」という圧倒的な緊張感が生まれてキツい練習も耐えられ24時間ボクサーでいられました。

勿論負ける気でリングに上ったことなど一度もありませんが、今回の敗戦でボクシングに賭ける全ての力を出し切ってしまい後には何も残っていませんでした。「これで終わりなんだ」と、自然にそう思いました。

ボクシングは大好きです。
負けて悔しくない訳ありません。
けど、自分は手を抜かずやり切ったという満足感があります。
これからは、ボクシングを通して培った力で、社会に貢献できるように日々自分自身を鍛錬していきます。

非行から立ち直るきっかけをくれた人生の恩人、輪島功一会長、チャンスを作ってくださった三迫貴志会長には感謝しかありません。

そして僕の事を応援して下さった沢山のファンの皆様、サポートして下さった方々の応援があったからこそ、今までボクシングを続けてくることができました。
僕は、みんなが大好きです。
本当に本当にありがとうございました。

勅使河原弘晶

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