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2022年5月9日 月曜日

ビボルに敗れたカネロの新たな戦略は? ダイレクトリマッチか、ゴロフキンとの第3戦か

 WBA・L・ヘビー級スーパー王者ドミトリー・ビボル(ロシア)にまさかの敗北を喫したS・ミドル級4団体統一王者サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)の今後の動向が注目されている。ビボルとのリマッチか、ゴロフキンとの第3戦か…。カネロの今後を占ってみたい。

カネロとハーン氏はどんな戦略を描くのだろうか

 2013年のフロイド・メイウェザー戦に次ぐキャリア2敗目を喫したカネロ。試合後の記者会見では「私たちは再戦を望んでいる。再戦ではもっとうまく戦えると思う」と語り、再戦条項を行使してリベンジマッチに挑む意志を示した。

 一方で、米メディアの多くが報じているように、カネロはビボル戦に勝利するという前提で、ミドル級2冠王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との第3戦が9月17日に内定していた。カネロは「私の適正階級は168ポンド(S・ミドル級=72.60キロ以下)」と話しており、S・ミドル級で戦えるゴロフキンと試合はウエート面で好都合と言える。

 そもそもカネロのL・ヘビー級進出は賛否両論あり、ザ・リングは「アルバレスはS・ミドル級に戻って比類なき王座を守ったほうがいい」と提言する。ビボルに関しては、来月予定されているアルツール・ベテルビエフ(ロシア)とジョー・スミス(米)によるL・ヘビー級3団体統一戦の王者と4つのベルトをかけて戦うべきだと指摘した。

 一方で、ESPNは「カネロとビボルの再戦は今のボクシング界で最大の試合。ゴロフキンとの第3戦を上回る」というマッチルーム・ボクシングのエディ・ハーン氏の話を紹介した上で、「カネロの次の試合はおそらくビボルとの再戦になるだろう」と報じた。

 カネロはDAZNとマッチルーム・ボクシングと3試合の契約をしており、次がその3試合目となる。ゴロフキンとの第3戦は収益という面からも魅力的だが、このような結果が出た以上、ビボルとの雪辱戦を優先してもおかしくはない。

 カネロは再戦への意欲を示しながらも、「次のことは周囲と相談して決める」と次戦に関して明言を避けた。2020年12月のカラム・スミス戦から1年半で5試合とトップ選手にしてはハイペースで試合を組んでおり、少し休んだほうがいいという指摘もある。最近はL・ヘビー級どころか、対戦相手にクルーザー級やヘビー級選手の名前も挙がっており、少し落ち着いて今後の戦略を練り直す時間が必要なのかもしれない。

 いずれにしても現在のボクシングがカネロを中心に回っているのは間違いない。スーパー・スターの決断に注目が集まる。Photo by SUMIO YAMADA

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