中谷潤人ロサンゼルス合宿スタート 次戦はWBOフライ級防衛戦か、S・フライ級アップか
2022年8月22日 10時39分
2022年8月22日 10時02分
20日にサウジアラビアで行われたヘビー級3冠戦は、3団体統一王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)が前王者アンソニー・ジョシュア(英)を返り討ちにしてベルトを守った。はたして今後のヘビー級戦線はどのように動いていくのだろうか。
試合後、ウシクはリング上で「タイソン・フューリーはまだ引退していないと確信している。間違いなく彼は私と戦いたいし、私も彼と戦いたい」とコメント。ヘビー級ナンバーワンと評価されるフューリーとの対戦し、真の比類なき王者となることを希望した。
フューリーは4月のディリアン・ホワイト(英)戦後に引退を表明。その後、カムバックしてデレク・チゾラ(英)と拳を交えると表明しながら、交渉が成立せずに再び引退を表明した。しかし、フューリーが本当に引退するのかは疑問の声が多く、今回の試合前からウシクとジョシュアの勝者とフューリーとの対戦を期待する声はやんでいない。
フューリーもその気なのか、試合後にすぐにSNSで「私が見た中で最悪のヘビー級タイトルマッチのひとつだった」とウシクvs.ジョシュア2を酷評。「ジプシー・キングは永遠にここにいるから小切手帳を持ってこい!」とフューリー節を炸裂させた。
やはり中心にいるのはこの男だ。プロモーターもチャンピオンもファンもフューリーの登場を願っており、今後のヘビー級はフューリーの考えひとつで右にも左にも動く。もし復帰が決まれば年内のウシク戦があるかもしれないが、はっきりとしないニュースばかりが流れ、なかなかコトが運ばないという事態も十分に予想される。
一方で敗れたジョシュアは試合後、「私は飢えている。早く試合がしたい」と現役続行を表明。プロモーターのエディ・ハーン氏から12月の再起戦を提案された。
それ以外もヘビー級は忙しい。9月24日にジョー・ジョイス(英)とジョセフ・パーカー(ニュージーランド)によるWBO同級挑戦者決定戦がセットされ、IBFは20日にフィリップ・フルコビッチ(クロアチア)が指名挑戦権を獲得した。
WBAは“レギュラー”王者にダニエル・デュボア(英)が君臨し、前WBC王者デオンテイ・ワイルダー(米)の復帰戦は10月15日に決まった。真のトップを狙う選手が次々に動き出している。フューリーが復帰しない、あるいは復帰が遅れるなら、これらの選手とウシクが絡んでいく可能性も大いにある。ヘビー級の今後からますます目が離せなくなった。
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