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赤穂亮、あす元IBO王者と対決 東洋太平洋王者 竹迫司登も登場

2022年9月2日 15時45分

 あすの「第616回ダイナミックグローブ」でメインを張るWBO世界S・バンタム級12位の赤穂亮(横浜光)が前日計量をリミットの55.8キロ(契約体重)でクリアした。赤穂は元IBO・S・フライ級王者のエドリン・ダプドン(比=55.1キロ)と10回戦を行う。

元IBO王者ダプドンを迎える赤穂㊧。「ダイナミック」のメインにやる気満々

 今回はS・バンタム級上限よりも500グラム重い契約体重の一戦だが、昨日の時点で赤穂は一度55.3キロに落としたという。これは「俺はS・バンタム級が主戦場だから」との理由。その上で、試合当日のリングに100%のコンディションに持っていくつもりだ。

 相手のダプドンは35勝21KO7敗1分と、ほぼ赤穂(42戦)と同じだけの試合経験を持つ。長いキャリアの中には、エルナン・マルケス(メキシコ)のWBAフライ級王座に挑んだ試合や、ギデオン・ブセレジ(南ア)を初回KOしてIBO・S・フライ級王者となった試合も含まれている。

 赤穂は「苦戦も覚悟している」とし、「10ラウンドですからしっかり試合を組み立てていきたい。流れをつくって、削って……」と、12ラウンド制の戦いも意識した発言。もっとも、「フィリピンの選手は真っ向勝負してくるから、僕のよさが生きるんじゃないか。楽しみですよ」というから、赤穂らしい豪快さもファンは期待できそうだ。

 38勝25KO2敗2分の赤穂は世界戦以外は負けておらず、現在12連勝中。ダプドンを退けてみたび大きな舞台を引き寄せられるか注目。

 同じリングでは、OPBFミドル級チャンピオン竹迫司登(ワールドS)が二ワット・コンカン(タイ)と対戦。こちらも10回戦で行われる。

16ヵ月ぶり登場の強打者竹迫㊧

 竹迫は前回、現日本王者の国本陸(六島)を初回KOして以来16ヵ月ぶりの登場。ミドル級の貴重なホープはこの間に31歳となったが、地道に自身と向き合ってトレーニングに励み、「自分に対しての期待がまだまだ膨らんでいます」と穏やかな表情で語る。

 ブランクによる試合カンの不安もないそうだ。国本戦にしても16ヵ月ぶりの試合だったが、今回も同門の井上岳志をはじめ実戦練習をしっかり積んできたという。昨年11月に井上の豪州遠征に同行し、現地の中量級とスパーリングをした。独特の体の使い方で、リズムも異なる海外選手への攻めについて考える機会になったという。

 「(日本の選手とは違って)ミートしづらいですから。そこを練習でも追及してきました」と竹迫。二ワット(11勝8KO8敗1NC)は負けも多いが、暖簾に腕押しのようなやりづらさのあるタイプ。この相手を竹迫(13勝12KO1分)がいかにヒットするか、見ものである。

 あすは赤穂&竹迫のダブル10回戦のほか、入口裕貴(横浜光)-大保龍球(神奈川渥美)のフェザー級8回戦と4回戦1組の計4試合。日テレG+の解説はレギュラーの山中慎介さんに加え、先ごろ引退を表明した元WBO世界S・フェザー級王者の伊藤雅雪が務める。

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