元日本フェザー級6位、袴田巌さんがボクシング観戦
2015年3月5日 21時56分
2015年3月5日 21時52分
チャンピオンカーニバル注目の好カード、日本フェザー級タイトルマッチが5日、東京・後楽園ホールで行われ、王者の細野悟(大橋)が指名挑戦者の福原力也(ワタナベ)を3-0判定で下し、2度目の防衛に成功した。スコアは95-94、98-92、98-91。
スタートは挑戦者の福原が足を使い、アウトボクシングを機能させて細野の強打を封じた。しかし挑戦者のペースは長くは続かなかった。細野は3回からプレスを強めて追い込むと、4回に強烈な左フックをヒット。さらにボディショットを効かせ、続く左ボディブローが決まると、福原がキャンバスにうずくまった。
福原は10カウント寸前で立ち上がったもののフラフラ。細野はもちろんKOを狙っていったが、36歳のベテランは何とか持ちこたえる。5回をしのいで回復した福原は6回から左目を腫らしながら気力で細野にパンチを打ち込み、勝負を終盤へ持ち込んだ。
細野リードで迎えた最終回、福原は逆転のKOを狙って勝負に出たが、打撃戦は細野優勢に傾いた。ここで劣勢の福原が放った左フックで細野の動きが一瞬止まると場内は騒然。しかしこのまま判定決着となった。細野は27勝20KO2敗1分。奮闘及ばず、日本2階級制覇はならなかった福原は30勝22KO8敗1分。
◇54.5キロ8回戦
松本亮(大橋)[KO2回33秒]タヌトン・チョーカンワル(タイ)
減量苦のないOPBF・S・フライ級王者は万全だった。初回はサークリングを続けるタヌトンを捕まえられなかったが、2回に左レバーブローを一閃。タヌトンは悶絶して10カウントとなった。松本は14勝12KO無敗。
◇女子47.0キロ6回戦
宮尾綾香(大橋)[3-0(59-55、60-55、60-54)]神田桃子(勝又)
WBAライトミニマム級タイトルを5度防衛中の宮尾は出入りのボクシングで同8位の神田をリード。神田は懸命に追いかけたが、宮尾は最後まで動きながら右ストレートやジャブをヒットさせた。宮尾は16勝4KO1敗。神田は5勝2KO4敗。
◇S・フェザー級8回戦
斉藤正樹(TEAM10COUNT)[3-0(78-75×2、79-74)]岡田誠一(大橋)
元日本S・フェザー級王者の岡田は昨年7月、メキシコで現WBC10位ネリー・サギランに敗れてからの再起戦。元日本ランカーの斉藤は長身を生かして岡田をインサイドに入れず、3回には右を決めて岡田の動きを鈍らせた。その後も斉藤がジャブと右ストレートを決めて試合を優勢に進めた。岡田は中盤何度か反撃を見せたが、いかんせん被弾が多い。斉藤は接近戦で左ボディショットも決め、最終回の岡田との打ち合いを制した。斉藤は12勝3KO10敗4分。連敗の岡田は18勝11KO6敗。
◇S・フェザー級8回戦
柳達也(伴流)[3-0(77-76×2、78-76)]鈴木徹(大橋)
昨年10月、1年4ヵ月ぶりに再起した元日本フェザー級1位の鈴木と、2012年全日本新人王で昨年プロ初黒星を喫して連敗中の柳の対戦。互いにディフェンスとカウンターパンチに自信を持つだけに、試合は駆け引きの時間帯が長く、パンチの交換の少ない滑り出しとなった。それでも柳は5回から手数を増やし、ジャブや左フックを効果的に使ってポイントを獲得した。柳は11勝4KO2敗。鈴木は24勝8KO5敗。
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