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全日本社会人男子MVPは松本流星 平仲信裕、荒本一成ら初V 女子最優秀は堀内美沙紀

2022年9月20日 12時04分

 女子ジュニアと同時開催された第74回全日本社会人選手権大会も19日が最終日。男子は11階級、初めて採用された女子は5階級のチャンピオンが誕生した(男子クルーザー級と、女子ライト、ウェルターはエントリーが1人ずつだったためそれぞれ認定王者)。

ミニマム級は松本流星(左)が制した

 男子は近年の社会人選手権では異例の現役全日本選手権優勝者が2人出場し、ミニマム級松本流星(三重県)とフライ級牧野草子(自衛隊体育学校)がともに優勝を果たした。松本はいきなり決勝戦となった三浦一馬(トヨタ自動車)との東海勢対決で初回サウスポーから得意の左ストレートを決めてカウントを聞かせ、2回ストップ勝ち。松本はこの大会の男子最優秀選手賞に選ばれた。

牧野(右)も全日本選手権優勝経験者の力を見せた

 牧野は開催県北海道代表の小島義輝(札幌清拳ジム)が善戦したこともあり慎重な試合運びだったが、終始主導権を握り、ジャッジ全員が30-27のフルマークの判定勝ちだった。 

 2019年の国体チャンピオン、荒本一成(狸ばやし)も社会人デビューを果たし、ミドル級決勝で宮津優輝(函館ボクシング協会)を右フック一発で沈めKO勝ち。この他、大学リーグ戦で活躍した選手、これまで全日本選手権では優勝に届かなかった選手らが何人も出場し、元東洋大の田村拓実(大野石油店)はバンタム級で、元芦屋大の平仲信裕(イスト)がウェルター級で優勝している。

女子ウェルター級認定王者の津端(右)は五輪金の入江とマスボクシング

 ライト級で河本潤(自衛隊体育学校)との消耗戦を制した佐藤貴則(西武台千葉高校)は2回目の社会人出場で初優勝。L・ウェルター級で岩渕雄介との元中大対決を5-0判定で制した冨田真広(自衛隊体育学校)には優秀選手賞が贈られた。女子の最優秀選手賞は堀内美沙紀(自衛隊体育学校)、優秀選手賞は古賀舞琴(トヨタ自動車)。

■女子社会人
F級 小川葵(岐工BS) 判定5-0 永橋凪紗(大阪・スタートラインBG)
B級 堀内美沙紀(埼玉・自体校) RSC1回 神木佳美(東京・コサカBG)
Fe級 古賀舞琴(愛知・トヨタ自動車) RSC1回 大室亜由美(北海道・K&KBC)
L級  土肥亜美(北海道・K&KBC)=認定
W級 津端ありさ(東京・コサカBG)=認定 

■男子社会人
Mm級 松本流星(三重県) RSC2回 三浦一馬(トヨタ自動車)
F級  牧野草子(埼玉・自体校) 判定5-0 児島義輝(北海道・札幌清拳G)
B級 田村拓実(広島・大野石油店) 判定5-0 塙侑也(茨城・自体校)
Fe級 韓 亮旻(大阪・拳青会、生野西会館) RSC1回 佐藤誠市(北海道・北ガスアリーナ札幌)
L級 佐藤貴則(千葉・西武台千葉高校) 判定5-0 河本潤(埼玉・自体校)
LW級 冨田真広(埼玉・自体校) 判定5-0 岩渕雄介(青森・チャンプスポーツBC)
W級 平仲信裕(沖縄・(有)イスト) 判定5-0 黒田虎之介(広島・TNT WANサポート(株))
LM級 越川龍(東京・Punchout FBG) RSC1回 唐渡真生(愛媛・OchiaiG)
M級 荒本一成(奈良・狸ばやし) RSC1回 宮津優輝(北海道・函館BC)
LH級 山本洋輝(兵庫・川端SBC) KO1回 伊藤文晧(新潟・新潟市BC)
C級 井出好鷹(長崎・長崎県営バス)=認定

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