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2022年11月15日 火曜日

元世界王者の比嘉大吾 強引にKO狙わず大差判定勝ち KO賞50万円は105秒の鈴木稔弘

「Life Time Boxing11 KO祭」が15日、後楽園ホールで開催され、メインのバンタム級10回戦は、元WBCフライ級王者で日本バンタム級2位の比嘉大吾(志成)がソンセン・ポーヤム(タイ)に3-0判定勝ち。最短KOタイムを記録した選手に50万円が贈られるKO賞はプロ2戦目の鈴木稔弘(志成)が獲得した。

鋭いジャブを決める比嘉(左)

◇バンタム級10回戦
比嘉大吾(志成)[3-0(99-91、100-90×2)]ソンセン・ポーヤム(タイ)
 前回7月のフローイラン・サルダール戦でダウンを喫して2-1判定勝ちだった比嘉。この日は無理にKOは狙わず、しっかり動いて出入りのボクシングという立ち上がり。左のジャブ、ボディ、アッパーを軸に徐々に右にもつなげていく。3回には連打で襲いかかり、ソンセンも負けずに左ボディ、左フック打ち返して試合が白熱してきた。

 比嘉は断続的に左ボディを打ち込み、ソンセンも近距離ではしっかり手を出して中盤は拮抗した展開となる。なかなかソンセンを崩せない比嘉は7回、ギアを上げてボディ、アッパー、左右のダブルを打ち込んで好機を作った。

 8回以降も比嘉は攻め、右ストレートは左ボディをクリーンヒットしたものの、ソンセンは連続してヒットを許さず、最後まで比嘉に決定打を許さなかった。11年4月、WBOアジアパシフィック戦で西田凌佑(六島)に敗れてから再起2連勝の比嘉は19勝17KO2敗1分。日本で3敗目ながら実力を示したソンセンは18勝12KO3敗。

比嘉の話「タイの選手はタフで倒せずにすいませんでした。完全復活ではないですけど、お客さんに試合を見せられて良かった。1試合、1試合いい感じで勝って次に進みたい」

TKO勝ちしたものの「しょっぱい試合だった」と佐々木

◇65.6キロ8回戦
佐々木尽(八王子中屋)[TKO3回2分31秒]パティパーン・クロンクラーン(タイ)
 日本ウェルター級3位の佐々木はドローに終わった7月の関根幸太朗(ワタナベ)戦以来のリング。一回り大きい佐々木はスタートからブンブン振り回したが、パティパーンは上体のボディワークでこれをかわす。しかし、初回終盤、佐々木はコーナーにタイ人を追い詰めて、左フックでダウンを奪った。

 パティパーンの目の良さにミスブローを繰り返した佐々木だったが、パワーの差は歴然だった。3回に左フックでダウンを奪うと、さらに3度のダウンを追加してフィニッシュした。「来年は日本以上のベルトを獲得、来年の後半には世界レベルになりたい」と語った佐々木は13勝12KO1敗1分。パティパーンは10勝6KO4敗1分。

高橋はデビューから7連続KO勝ちをマーク

◇65.0キロ8回戦
高橋拓磨(志成)[KO2回2分55秒]チャイヤラット・サワンソーダ(タイ)
 デビューから6連続KO勝ちの高橋がジムを移籍しておよそ2年ぶりに帰ってきた。スタートからKOを狙うとチャイヤラットをロープに詰め、左ボディから右フックのコンビネーションでダウンを奪う。一気にフィニッシュを狙ったが、ここはチャイヤラットがタフネスぶりを見せた。2回、ジャブから試合を組み立てた高橋は右でダメージを与え、最後は右アッパーから左ボディでチャイヤラットを沈めた。高橋は7勝7KO。チャイヤラットは5勝4KO3敗。

3年ぶり復帰の白石は右で試合を決めた

◇S・フライ級8回戦
白石聖(志成)[KO2回1分42秒]ジャッカパン・セーントーン(タイ)
 白石がジムを移籍しておよそ3年ぶりの復帰戦を迎えた。ジャブ、ワンツー主体の白石に対し、ジャッカパンが右を決めるシーンもあったが、フィニッシュは2回に訪れた。白石がスピードに乗って右ストレートを次々と決め、ボディ打ちから再び右を顔面に打ち込むとジャッカパンがキャンバスへ。10カウントとなった。白石は11勝6KO1分。ジャッカパンは12勝11KO7敗。

李は2度ダウンを奪っての判定勝ち

◇S・フェザー級6回戦
李鎮宇(角海老宝石)[3-0(60-52×3)]トンテップ・テーヤウォン(タイ)
 日本S・フェザー級18位の李が2月に全日本同級新人王を獲得して以来の試合。スタートからKO賞を狙って右ストレート、左ボディを盛んに打ち込んでいった。3回、ダメージを与えて右ボディアッパーでダウンを奪い、4回には右アッパーを顔面に決めて2つ目を奪った。李はKO勝ちを狙って攻め続けたが、トンテップはクリンチも使って以降はダウンを拒否した。李は9勝4KO。トンテップは9勝5KO9敗2分。

鈴木のボディで相手はあばら骨をやられた

◇ライト級6回戦
鈴木稔弘(志成)[KO1分45秒]アタノン・クンラウォン(タイ)
 アマ104戦の実績を持つ鈴木がゴングと同時にKO賞を狙って攻めていった。顔面からボディ打ちにシフトすると、アタノンをロープに詰めて右ストレート、左フックのコンビネーションでアタノンが悶絶、10カウントを聞いた。デビュー戦の25秒に続いて初回KO勝ちの鈴木は2勝2KO。アタノンは17勝13KO9敗1分。

星(右)は2年ぶりリングで勝利

◇64.5キロ6回戦
星大翔(角海老宝石)[3-0(58-56×2、59-55)]平安山太樹(オキナワ)
 日本ウェルター級13位の平安山と2年ぶり復帰戦の星がスタートから主導権争いを演じた。2回、平安山は距離を詰めて右フックを決めるが、上背で勝る星が3回からジャブを機能させて優位に立つ。その後も星がジャブから右につなぎ、食い下がる平安山を振り切った。星は5勝3KO2敗2分。平安山は6勝4KO2敗。

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