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バトラー“ボクシングIQ”で井上尚弥に勝負 ギャラガー氏「ダグラスはタイソンに勝った」

2022年12月8日 22時28分

 WBAスーパー&WBC&IBFバンタム級王者の井上尚弥(大橋)と13日に有明アリーナで4団体統一戦を行うWBO王者ポール・バトラー(英)が8日、横浜市内の大橋ジムで練習を公開、マネジャー兼トレーナーのジョー・ギャラガー氏と代表取材に応じた。

インタビューに受け答えるバトラー(左)とギャラガー氏

 井上対策でジャブの速い選手らとスパーリングを積んできたというバトラー。母国でやるべきことは終えており、来日後は新幹線に乗ったり、浅草に行ったり、束の間の観光も楽しみ、リラックスに努めたという。時差ぼけも解消し「昨晩もよく眠れた」というから体調も良さそう。現在のウエートは55.8キロで減量も順調だとアピールした。

 井上については「素晴らしいファイター」と称える一方で、自身の強みを問われると「ボクシングの脳だ」と即答。ギャラガー氏は「ボクシングIQとスピードが強み。オールランドな完璧なファイターでもある。前足でも、後ろ足でも、オーソドックスでもサウスポーでもできる」と補足した。

 井上より優れている点を問われると、「非常に難しい質問ですが、試合がその結果をみせてくれるでしょう。私にはゲームプランがあり、相手にもゲームプランがあると思いますので、その結果次第です」と慎重に答えた。

シャドーボクシングを入念に行った

 英国のブックメーカー、ウィリアムヒルの出しているオッズは井上の勝利が1.025倍、バトラーの勝利が15倍と圧倒的に井上が有利。これについてバトラーは「前回の試合も戦前予想は相手のほうが有利だったが、私が勝った」と言葉に力を込めた。

ギャラガー氏は「ディフェンスに弱点があると思っているので、ミスは逃さないように突いていきたい。バトラーも井上選手と同様のスピードとパンチがあると思う。ダグラスがタイソンに勝った例もある。楽しみにしてください」とアップセットを予告した。

 バトラーはこの日、インターバルを30秒に設定してシャドーボクシング、サンドバッグ打ちで汗を流した。バッグ打ちではオーソドックスからサウスポーにスイッチするスタイルも見せた。写真=大橋ジム提供

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