4.15韓国 元日本ユース王者の白石聖に好機到来 WBA4位に「技術で勝負」
2023年3月19日 11時27分
2023年3月18日 14時46分
「1階級上げたら別世界」なんてことも起こりえる。それが体重制競技であるボクシングの怖さ、奥深さなのだから、スーパーバンタム級転向初戦で統一王者に挑む井上のビッグハートはあきれるほど。もっとも、新階級で戦うための準備は着々と進んでいる。井上のフィジカル面を担当する八重樫東トレーナー(元3階級制覇王者)の話で、スーパーバンタム級の井上が見えてきた。《文=本間暁/ボクシング・ビート4月号より》
「八重樫さん、自分のフィジカルを見てもらえませんか?」
井上尚弥本人から、そう打診があったのは2021年11月ごろ。アラン・ディパエン(タイ)を迎える防衛戦までひと月ほどのことだった。
試合までの期間も短く、当初は「コンディショニングを見るね」という程度で始めた。本格的にスタートしたのはこの試合後のことになる。
尚弥、拓真、浩樹の井上トリオは、それまでももちろん長きにわたってフィジカル強化に取り組んできていたが、尚弥がこの時点で八重樫さんに指導を依頼したということが、ひとつのポイントである。
「八重樫さん自身がボクシングを知っている人ですし、自分のことを高校時代から知る人。サプリメントやコンディショニングの知識も豊富ですし “階級を上げて戦う”ことも知り尽くす人ですから」(尚弥)
“モンスター”はもう、すでに「上の階級で戦う」ことを見据えていた。つまり、スーパーバンタム級転向計画は1年以上前から始まっていたのだった。
20年9月に現役を引退し、中垣龍汰朗をはじめ若い選手たちのトレーナーに就任して1年。さらなる大役を担うことになった八重樫さんもまた、尚弥の意図を理解していた。
「体を大きくするというよりも、次の相手や上の階級に対応して作っていく、ということですね。元々基盤はできていて、いじらなくてもいいほど。特にバンタム級ではアジャストするフィジカルがあって、パフォーマンスも100に近いものを出している。今のままでも充分にいいんです。変にフィジカルトレーナーを付けて体がどうたらこうたらとやってしまったら、競技のパフォーマンスを100できていたものが、本人の感覚と違うものになってしまいそうなので」..
現役中から熱心な勉強家でさまざまなフィジカル・トレーニングに通ずる八重樫さんが目に描くS・バンタム級のモンスター像。記事全文は発売中のボクシング・ビート4月号に掲載しています。
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