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重岡優大が元王者メンデスをボディで沈める 弟の銀次朗とそろって暫定王座獲得 WBCミニマム級

2023年4月16日 21時34分

 WBCミニマム級暫定王座蹴って戦が16日、代々木第二体育館の「3150FIGHT vol.5」のメインで行われ、同級3位の重岡優大(ワタナベ)が同7位で元WBO王者ウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)に7回25秒KO勝ちした。

5回、左を打ち込んでメンデスを倒し得意げな優大

 

 サウスポー対決。優大はスタートから力みが目立ち、パンチが空を切るシーンが何度かあった。身長で上回るメンデスはあまり手を出さず、優大の迫力に押されているのか、動きを見極めているのか、静かな立ち上がり。優大のパンチは迫力があるもののミスブローが多い。3、4回はメンデスが右を合わせ、左ストレートを少ないながらもヒット。4回終了時の公開採点は39-7で優大、残り2人が38-38×2とした。

 5回、優大は圧力を強めて非力に見えるメンデスに迫っていく。終了間際、離れ際に左ストレートを打ち下ろすとメンデスがダウンした。攻める優大は7回、コーナーに追い込んだメンデスに左ボディを叩き込むと、メンデスがヒザをついてダウン。10カウントが数えられた。

 優大は当初、WBC正規王者パンヤ・プラダブスリ(タイ)に挑戦予定だったが、パンヤがインフルエンザに感染して試合の約2週間前にキャンセル。ピンチヒッターとして急きょ登場したメンデスと暫定王座を争うことになった。

 優大はこの日が26歳の誕生日で、弟の銀次朗とともにミニマム級暫定王座を獲得。7勝5KO。メンデスは18勝6KO3敗。メンデスは「優大はもっとくると思ったけどそうではなく、試合が進むにつれて自分のリズムを作ることができた。最後はボラードを防ごうとしてボディをしっかりとらえられた」と語った。

 優大は「銀が熱い試合をして、がんばったなと思って感動していた。緊張とプレッシャーは楽しもうと思っていたけど、既に反省モードに入ってます。もっとうまくやりたかった。これから課題。世界チャンピオンを目指してやってきましたけど、ベルトを手にしてここがゴールじゃないと分かった。これからもっと強くなります」とリング上で話した。

いつも通りの即決ファイトだったミツロ㊨

◇ヘビー級8回戦
但馬ミツロ(KWORLD3)[TKO1回2分6秒]ナビーン・バーマ(インド)
観衆=4000人

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