フューリーに豪州で防衛戦オファー 親友の元王者パーカーは初回TKO勝ち
2023年5月25日 9時12分
2023年5月24日 14時58分
渡嘉敷勝男さんが主宰する渡嘉敷ボクシングジム(東京・中野)にサプライズの大物コーチが就任――。元WBA世界J・ライト級チャンピオンの上原康恒さんが新たにスタッフに加わり、23日から指導を始めた。週に3度ペースでジムに“通勤”するという。
上原さんは「元祖・沖縄の星」として知られた人。高校時代に弟の晴治(フリッパー上原)とともに全国大会で優勝するなど大活躍。沖縄の高校ボクシングに一大ブームをもたらした。その後協栄ジムからプロ転向し、1980年8月2日、米国デトロイトで世界挑戦。試合巧者のチャンピオン、サムエル・セラノ(プエルトリコ)を相手に途中まで劣勢だったが、6回に右一発でKO勝ちし、劇的な世界王座奪取を果たした。
81年に現役引退後は昨年まで長野・軽井沢でテニスのできるペンション「YMテニスガーデン」を経営。近年は得意の調理の腕を活かして東京・渋谷で飲食店を営んでいる。同じ沖縄出身で所属ジムも協栄ジムだった渡嘉敷会長と親しく、前々からトレーナー就任を依頼されていた。このたびようやく時間が取れるようになったので引き受けたという。
上原さんは72歳になって初めての指導者デビューとなるが、引退後しばらく協栄ジムで教えていたといい、その後高校生を個人的に指導した経験もある。「最近は基本の出来ていない選手が多いので、まずここからチェックしたい。いいパンチの出し方、倒し方も教えていきたい」と、意欲的。早速練習生にアドバイスを始めていた。
渡嘉敷会長は竹原慎二さん、畑山隆則さんと共演するユーチューブが好評なこともあり、渡嘉敷ジムは近年選手・練習生が増え、現在プロ選手が10名、プロ・コース志望の会員が40名ほどいるという。「先輩は自分にはたないアマチュア経験もあり、これから伸びそうな選手を見てもらいたい」と、渡嘉敷会長は新トレーナーに期待を寄せている。
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