2017年7月16日日曜日

三浦隆司は大差判定負け、ボンバー不発に終わる

 WBC世界S・フェザー級タイトルマッチが15日(日本時間16日)、米カリフォルニア州イングルウッドのフォーラムで行われ、元王者で挑戦者1位の三浦隆司(帝拳=写真)は王者ミゲール・ベルチェルト(メキシコ)に0-3判定負けを喫した。スコアは111-116、108-119、107-120。

 ベルチェルトは三浦の強打を警戒してか、足を使い、距離を取るボクシング。三浦は圧力をかけながらも手が出ないスタートとなった。初回終了間際、ベルチェルトが右、返しの左を当てると、強いパンチに見えなかったが、三浦がキャンバスに転がった。

初回終了間際にまさかのダウンを喫する

 三浦にそれほどダメージはないように見えたものの、2回もベルチェルトが左右によく動き、試合の主導権を握る。2回終了間際には右をヒットし、三浦はクリンチで逃れた。三浦は徐々に硬さが獲れてきたものの、ベルチェルトもコンビネーションを機能させ、前半戦は王者優勢で進んだ。

 細かく被弾しながらも三浦は5回にピッチを上げた。うなり声をあげて左ストレート、右フックを打ち込み反撃ののろしを上げる。三浦はミスブローを恐れず、強打を振り回して前に出る。ベルチェルトも右、ボディブローを決めて、三浦はなかなか形勢を逆転できない。

 それでも三浦は8回、左ボディブローを当ててこの試合初めてチャンスを作ったかに見えた。しかし、ここで王者が三浦のラビットパンチをアピールして試合は一時中断。ベルチェルトはボディが効いている印象だ。

三浦は終盤にボディブローを効かせたが…

 三浦は9、10回もいい左ボディブローを決め、王者にダメージを与えるが、ベルチェルトも足を使い、ただやられっぱなしというだけではなく、こちらも左ボディブローを打ち込んで踏みとどまる。三浦は11回に左を顔面に決め、12回も攻めたが、ラウンド終盤にベルチェルトのパンチをもらうシーンが目についた。

 初防衛成功のベルチェルトは三浦の強打を封じ、コンスタントにヒットを重ねてポイントを獲得した。32勝28KO1敗。15年11月以来の王座返り咲きに失敗した三浦は31勝24KO4敗2分。Photo/SUMIO YAMADA