現地時間11日、カナダ・ケベック州のル・キャピトル・ド・ケベックにてアイ・オブ・ザ・タイガー・マネージメント主催興行が行われ、メインイベントのNABF北米スーパーミドル級タイトルマッチでは、王者でWBC10位のウィルケンズ・マチュー(カナダ/167.8ポンド)が世界挑戦経験を持つベテラン、エスキバ・ファルカン(ブラジル/167.6ポンド)に8ラウンド3分ジャストのTKO勝利、王座防衛に成功した。

いきなりの右を多用するマチューに対し、サウスポーのファルカンはじりじりと距離を詰めて得意の右フックを狙っていく。サウスポーが得意と見えないマチューはハンドスピードを生かし右を当てながら、ファルカンはプレスを掛けていく中で、距離が近づくとマチューがクリンチでさばく。
6ラウンドはマチューの右アッパーがヒットしたものの手数でほぼロープに釘付けにしたファルカンがポイントを挙げた印象。7ラウンドもロープ伝いに動くマチューにファルカンの左フックが当たり、マチューがバランスを崩すなど、歓声ほど差のない展開で迎えた8ラウンド、マチューの左フックがアゴに入るとファルカンは効いてズルズルとロープ際に後退。チャンスと見たマチューが手数を増やし右ストレート、左右フックを打ち込むとコーナー前でファルカンが膝をつきダウン、立ち上がったもののレフェリーは両手を交差した。
WBA14位、WBOで15位にランクされる21歳のマチューは15戦全勝10KO。石橋を叩くマッチメイクでランキングを少しずつ上げている。一方、呆気なく終えた36歳のファルカンは32勝21KO3敗。12年ロンドン五輪ミドル級の銀メダリスト。
WBC米大陸ライトヘビー級タイトルマッチは王者でWBC7位のメメット・ウナル(トルコ/174.6ポンド)がヨアン・コンゴロ(スイス/174.8ポンド)と10回引き分けに終わった(95-95×2、96-94:ウナル)。WBAでは14位につける33歳のウナルは全勝ストップとなり15勝13KO1分。カナダにホームを移しておよそ3年が経過した。一方、38歳のコンゴロは18勝7KO3敗2分。
WBC米大陸スーパーミドル級タイトルマッチは王者でWBC25位のモレノ・フェンデロ(フランス/167.7ポンド)が元WBO北米スーパーウェルター級王者のジョナサン・ゴンサレス・モレノ(プエルトリコ/167.3ポンド)に8ラウンド1分2秒TKO勝利。王座を防衛した。23年9月にカナダでプロデビューを果たしている27歳のフェンデロは15戦全勝11KO。36歳のモレノは21勝17KO2敗1分。

