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全日本新人王の佐野遥渉 ランカー対決制し不敗維持 地元静岡で初8回戦

2023年10月23日 9時30分

 22日午後静岡市のツインメッセ静岡で開催された「LUSHBOMU」は誕生して間もないLUSH(ラッシュ)ジムの第1回興行。メインのS・フライ級8回戦では、昨年度全日本新人王(日本14位)の佐野遥渉(LUSH)が格上の同級10位青山功(セレス)に明白な3-0判定勝ちをおさめ、不敗レコードを7勝3KO1分としている。

佐野(右)はベテランの青山を退けた

 新人王獲得後ホームの静岡市で初のメインカードに登場した佐野(20歳)。昨年の今頃はまだ4回戦だったのだから、初の8回戦でいきなり25戦超の青山(34歳)との対戦には不安もあったと後で明かしている。しかし、地元ファンからの「アユム・コール」 を背にのびのびとした試合を披露し、ベテラン相手に意義ある1勝をマークした。
 
 オーソドックス同士の対戦は左ジャブの差し合いでスタートし、佐野が再三左フックからの連打で攻勢に出た。青山も佐野の打ち終わりに右を狙い打つなど抵抗して完全に佐野にペースを明け渡さない。それでもポイントの上では佐野が着々とリードをひろげて行く。

 後半の6回には佐野の右クロスが決まり、ジャブでも青山の前進をストップ。それでも7回は青山が反撃に転じて右ストレートを決め、さらに追撃に出たが、ここは佐野もクリンチでかわし、手数もフットワークも最後まで止まらない。次の8回終了間際には再び左フックからの連打。ダウンを奪うまでには至らなかったが、このあたりは若さで青山を圧倒していた。

 判定は78-74(2人)、79-73と全ジャッジが佐野の勝利と採点していた。 試合後地元での勝利を喜んだホープは、改めて「静岡初の世界チャンピオンになれるようこれからも頑張ります」と地元ファンに訴えた。一方14歳も若い佐野を苦しめた青山は、これで13勝4KO12敗1分。

イベントはボクシングと音楽がコラボ

 なおセミのS・フェザー級6回戦では、勝ちはすべてKOという強打者山辺蓮(市野)が原口秀司(リングサイド)を倒しそこねたものの、3-0判定勝ちをマークし、戦績を7勝6KO2敗としている。

山辺(右)は初の判定勝ち
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