井岡一翔が計量失格のフランコに判定勝ち WBA・S・フライ級新チャンピオンに
2023年6月24日 21時35分
2023年6月24日 19時33分
元WBCフライ級王者の比嘉大吾(志成)が24日、東京・大田区総合体育館「LIFETIME BOXING FIGHTS 15」のセミに登場。バンタム級10回戦でWBA・S・フライ級3位シリチャイ・タイイェン(タイ)に4回1分34秒KO勝ち。
バンタム級にクラスを上げてから6戦4勝1KO1敗1分の比嘉。4試合ぶりのKO勝利を目指してこの日のリングに上がった。
比嘉は脚を動かし、上体をよく振ってシリチャイに向かっていった。左で様子を伺いながら、初回終了間際に右を打ち下ろして連打につなげる。シリチャイはガードを固めてジワジワと前に出るオーソドックスなスタイルでチャンスをうかがった。
パワーとスピードで上回る比嘉は2回、右のトリプルを打ち込むなど力強いパンチを打ち込んで会場を沸かると、右カウンターでダメージを与え、追撃してダウンを奪う。ここから比嘉は嵐のようなラッシュ。左ボディで2度目を追加したところでゴングとなった。
3回、比嘉は攻め急がなかったが、下からの攻撃でアッパーを顔面にもつなげ、終盤に右フックを決めると、シリチャイがキャンバスに転がった。4回も攻め立て、最後は右フックをボディに振り抜き、うずくまったシリチャイに10カウントを聞かせた。
沖縄出身の比嘉は「なかなかKOで倒せなかったのでKOできて良かった。昨日沖縄では大切な日(慰霊の日)だったので、勝てて良かった。今の自分たちがいるのは先祖たちのおかげ」と勝利者インタビューで答えた。
3団体で世界ランキング入りしている比嘉は20勝18KO2敗1分。シリチャイは64勝24KO5敗。18年6月、WBAフライ級王者アルテム・ダラキアン(ウクライナ)に敗れて以来の黒星となった。
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