WBCフライ級王者マルティネス ショータイム最終回で防衛戦 同級2団体統一戦と同じ日
2023年11月28日 11時25分
2023年11月27日 21時59分
日本ミニマム級タイトルマッチが27日、後楽園ホール「Lemino BOXING フェニックスバトル107」のメインで行われ、王者の高田勇仁(ライオンズ)が挑戦者2位の森且貴(大橋)に3-0判定勝ち。2度目の防衛に成功した。スコアは97-92×3。
両者は昨年11月に対戦して高田の5回TKO勝ち。再戦は高田がジャブを軸にパンチを上下に打ち分けて好スタートを切った。慎重だった森は3回にピッチを上げるが、高田の右がヒット。畳みかけようとしたところで偶然のバッティングが発生し、高田がフラつくハプニングが起きた。再開後、高田はピッチを上げ、右ストレート、アッパーで森にロープを背負わせた。
森はよく動いて多彩なパンチを打つ高田のアタックをしのぎながらジャブを当ててチャンスを伺った。しかし5回は高田の右ストレートが立て続けにヒット。前半を終わっての公開採点は、49-46×2、50-45でチャンピオンがリードした。
6回、高田の勢いがさらに増す中、森は右アッパーを決めて気を吐くが、直後に高田の右アッパーでダウン。立ち上がった森はクリンチでピンチを何とかしのいだ。
逆転を狙う森は7回に粘り抜くと、8回に打撃戦を仕掛けて優位に立つ。すると9回は怒濤の攻めを見せ、逆転の期待がふくらみ、森の応援団から大歓声だ。最終回も打撃戦。最後は高田が盛り返した。
WBA4位の高田は13勝6KO8敗3分。WBO13位にランクされる森は11勝2KO3敗。昨年1月、石澤開(M.T)との王座決定戦に敗れて以来、2度目の日本タイトル挑戦に失敗した。
高田は「森選手が足使ってスピードでくると思ったら打ち合う覚悟できたなと思って、それをねじ伏せて勝とうと思った。防衛戦までにもっとレベルアップしてもっと盛り上がるような試合をしたい」と話した。
◇ミドル級8回戦
可兒栄樹(T&T)[TKO2回1分26秒]チャールズ・ベラミー(横浜光)
元日本、東洋太平洋S・ウェルター級王者のベラミーは42歳にして19年6月以来、およそ4年半ぶりの復帰戦。日本タイトル挑戦権を持つ日本ミドル級1位の可兒と拳を交えた。
チャーリーがスタートから積極的に手を出した。やや受けに回った印象の可兒だが、2回に右ストレートを決めてベラミーをキャンバスへ。再開後、可兒がラッシュしたところでベラミーのセコンドが棄権を申し出た。
快勝の可兒は8勝4KO3敗3分。ベラミーはキャリア初のKO負けで28勝18KO5敗2分。さすがに衰えは隠せなかった。
◇日本ユースS・フェザー級王座決定8回戦
渡邊海(ライオンズ)[2-0(77-75×2、76-76)]大谷新星(真正)
日本S・フェザー級12位で2021年全日本フェザー級新人王の21歳、渡邊と2022年全日本S・フェザー級新人王の22歳、大谷がユース王座をかけて対戦した。
ガードを固めて前に出る大谷に対し、アップライトの渡邊がアウトボクシングをしながらカウンターで迎え撃つ。大谷の強打は空を切っても迫力があり、渡邊のカウンターも鋭い。初回から緊迫感のある攻防となった。
2回、渡邊が軽快なフットワークで大谷のパンチを空転させてペースをつかみにかかる。プレスをかけ続ける大谷は3回、浅いながらも右をヒットし譲らない。
5回、渡邊は距離を詰めて左ボディ打ちから大谷を崩しにかかる。大谷も打ち返すが、渡邊は6回も頭をつけてボディ打ち。勢いの落ちた大谷は7回に巻き返して接近戦で打ち合った。大谷が渡邊のパンチで左目尻をカット。最終回は激しく打ち合い、大谷がわずかに手数で上回った。
競り勝った渡邊は11勝6KO1敗1分。3月の日本ユース・フェザー級王座決定戦で英洸貴に敗れて以来、2度目のユース王座挑戦でベルトを巻いた。惜しくも初黒星の大谷は7勝4KO1敗。
勝利者インタビューで渡邊は「大谷選手は強かった。打ち合いは望んでなかったけど、お父さん(利矢トレーナー)の指示で打ち合いに切り替えた。来年はライオンズジムに日本チャンピオンが2人いるとことを見せたい」と話した。
◇63.0キロ6回戦
中島海二(八王子中屋)[TKO2回2分3秒]並木翔牙(宮田)
◇56.2キロ6回戦
長島純也(中野サイトウ)[2-0(58-56×2、57-57)]海野利樹(伴流)
◇65.0キロ4回戦
鈴木龍(元気)[3-0(40-36×2、39-37)]佐藤友規(パンチアウト)
◇62.3キロ4回戦
門岡健人(八王子中屋)[TKO2回2分58秒]横山雅徳(厚木ワタナベ)
◇ミニマム級4回戦
笠原聡浩(FLARE山上)[3-0(40-36、39-37×2)]本田優貴(八王子中屋)
観衆=1192人
2025年4月21日 19時45分
2025年4月21日 18時21分
2025年4月21日 8時18分
2025年4月21日 8時08分
2025年4月20日 20時30分
2025年4月20日 10時36分