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ダラキアン「フルラウンドも想定している」 挑戦者のユーリ阿久井撃破に対策万全

2024年1月15日 14時53分

 ランキング1位ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)の挑戦を受けるWBAフライ級王者のアルテム・ダラキアン(ウクライナ)が15日、東京・神楽坂のジムで公開練習を行い、メディアの取材に応じた。試合は23日、エディオンアリーナ大阪「Prime Video Presents Live Boxing 6」でゴングが鳴る。

今回の試合のオリジナルTシャツを着て公開練習

 ダラキアン(36=22勝15KO)は戦禍の影響でウクライナからポーランドに18時時間かけてバスで移動、ワルシャワから空路で来日した。来日2日後の公開練習でダラキアンは「すべて計画通り。時差ボケを解消しつつある。日本は気候も素晴らしい」と終始機嫌良く、落ち着いた様子で語った。

 戦争の影響を問われると、「ウクライナは戦争で厳しい状況にあるが、スポーツに関しては練習できる環境を整えてもらった」と説明した。とはいえ、トレーニング中に空襲警報のサイレンが鳴り、おびえたメキシコ人パートナーをなだめて一緒に防空壕に避難したことも。妻と13歳から2歳まで三女一男を自宅に残し、キーウ市内で3カ月近い合宿を積んで日本に乗り込んだ。

軽くミット打ちを披露した

 13歳でボクシングをはじめ、アマチュアで220戦207勝という戦績を残し、プロでも負け知らず。ブライアン・ビロリア(米)との王座決定戦で獲得したWBA王座は防衛テープが6まで伸びた。

 ベテラン王者は挑戦者の阿久井(28=18勝11KO2敗1分)に関して「とてもいい選手、挑戦者にふさわしい」と多くを語らなかったが、サブプロモーターの元トップアマ、ドミトリー・エリセエフ氏は「延期もあって半年にわたってじっくり分析してきた。フルラウンドも想定している」とかなり慎重に阿久井対策を練ってきたようだ。

 7度目の防衛戦が行われる23日は母マリナさんの誕生日だそうで、「母にベルトをプレゼントしなくちゃいけない。だから負けられない」と笑顔で勝利を宣言した。

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