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世界ランカーから勝利の那須川天心「もっとボクシングが好きになった」 次戦は初10回戦へ

2024年1月24日 14時31分

 23日に大阪で開催されたアマプラ興行で世界ランカーから勝利を飾り、ボクシング初のKO勝ちを飾った那須川天心(帝拳)が24日、大阪市内のホテルで記者会見を開いた。帝拳ジムの本田明彦会長は次戦の日程、場所は未定ながら初10回戦を予定していると明かした。

左から粟生トレーナー、那須川、浜田代表

 バンタム級にクラスを下げるため、同級WBA&WBO14位ルイス・ロブレス(メキシコ)との一戦はキャリア最軽量の121ポンド(54.8キロ)契約8回戦。減量は順調にいき、「バンタム級でもまったく問題ない」という那須川だが、節制した食生活を送ったため、試合後にホールケーキまるごと1個、ラーメンなどをドカ食い。一夜明け会見には思い切りむくんだ顔で登場することになってしまった。

 前夜によく食べたのは食事制限からの解放だけでなく、試合内容に納得がいったことも大きいかもしれない。試合は相手がけがをして3回終了TKOだったが、それまではほぼ完璧に近い内容。那須川は「出しきる前に終わっちゃったというのはありますけど、3ラウンドまでで変わったところを見せられたと思う。よくKOすると早すぎると言われるけど、それが久しぶりにできたのでホッとしています」と心境を明かした。

 帝拳ジムの本田会長によると次戦は6月か7月の予定だが、試合会場がなかなか押さえられないという状況で不透明な部分が残る。「もっとボクシングが好きになった」と話した那須川が早期の試合を希望していることから、後楽園ホールでの試合や、海外で試合をする選択肢も検討しているという。

 明らかなのは次が10回戦だということ。そしてより軽い契約体重で、場合によってはバンタム級リミットで試合をすることだ。那須川は年内の地域王座戦も希望したが、これも「やってくれるのか相手次第」(本田会長)と現時点では未定。いずれにせよ2024年の那須川はさらに注目を集めそうだ。

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