東洋太平洋王者の永田大士 WBO-AP王者の井上浩樹を返り討ち S・ライト級2冠統一王者に
2024年2月22日 22時22分
2024年2月22日 21時23分
日本フェザー級タイトルマッチが22日、後楽園ホール「Lemino BOXING フェニックスバトル」のセミで行われ、王者の松本圭佑(大橋)が挑戦者1位の前田稔輝(グリーンツダ)に3-0判定勝ち。2度目の防衛に成功した。スコアは96-92×3。
松本好二トレーナーと親子で日本フェザー級王者となった24歳の松本が2度目の防衛戦を迎えた。27歳のサウスポー前田は22年12月、阿部麗也(KG大和)に挑戦して判定負けして以来、2度目のタイトルアタックとなった。
スピードとテクニックに恵まれる両者は初回から前の手で激しくペース争い。互いが仕掛ける側、カウンターで待つ側と立場を変え、見ごたえのある立ち上がりとなった。3回、松本がカウンターのジャブ、ワンツージャブをヒット。右カウンターも鋭く、ペースを引き寄せにかかった。前田の左目下が腫れた。
4回、松本の右カウンターがクリーンヒット。前田が踏み込み、松本が右を合わせようとしたとこころで前田がキャンバスに転がり、ダウンが宣告された。流れを変えたい前田は5回に攻勢を強める。しかし松本が右ダブル、左をヒットし、右カウンターも立て続けに決めてリードを広げた。5回終了時の採点は49-45×3で王者がリードした。
6回も松本の右が正確だ。前田は何とか左を打ち込もうとするが、攻めていっても松本に右、左フックを打ち込まれて苦しい展開だ。7回、前田の右目下の腫れに対し、ドクターチェックが入った。
劣勢の前田は終盤、コンビネーションで松本を崩そうとした。要所でカウンターを決める松本に対し、前田はようやく9回、左を決めて松本を下がらせたところがこの後、松本が立て続けに右を決めて反撃。左目上をパンチで切った前田も打ち返して勝負をあきらめなかった。
粘る前田は10回、松本のパンチを外して右を決めてダウンを奪う。青コーナーが一気に盛り上がった。前田が前に出る。一気にピンチに陥った松本は懸命に手を出して抵抗。残り5秒、再び前田の左が決まって松本がグラリ。松本はここを耐え、最初のダウンから1分30秒以上を持ちこたえて逃げ切った。
IBF13位にランクされる松本は10勝7KO。勝利者インタビューでは「途中までいい流れだと思ったところで油断してしまう。課題が残った。世界なんて言えないので、まだまだ練習していきたい」と話し、納得いかない様子だった。2019年全日本フェザー級新人王の前田は13勝8KO2敗。
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