井上拓真が難敵アンカハスに打ち勝つ 9回KO勝ちでWBAバンタム級王座V1
2024年2月24日 21時57分
2024年2月24日 20時46分
WBO・S・フライ級王座を返上したバンタム級にクラスを上げた中谷潤人(M.T)が24日、両国国技館「Prime Video Presents Live Boxing 7」のセミでWBCバンタム級王者アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)に挑戦。6回1分12分TKO勝ち、世界3階級制覇を達成した。昨年7月、ノニト・ドネア(フィリピン)との王座決定戦を制して戴冠したサンティアゴは初防衛に失敗した。
身長172センチのサウスポーの中谷と159センチのサンティアゴ。勝負のポイントは階級アップが中谷にどう影響するのか、そしてこの身長差がどう影響するのか注目された。
中谷がスタンスを広く取って重心を落とし、距離をしっかりキープする立ち上がり。中谷はサンティアゴを中に入れさせないが、2回終了間際、両者が交錯すると、サンティアゴが右から返しの左が中谷にヒットした。3回は中谷が距離を支配しながら左ストレートをクリーンヒット。サンティアゴは中谷のパンチで右目上をカットした。
4回も中谷が優勢。ジャブ、左ストレートにキレがあり、ポジショニングもよく、サンティアゴを翻弄しにかかる。4回終了時の公開採点は40-36×3で中谷がリードした。サンティアゴは距離を詰められずに苦しい展開だ。
すっかりペースを握った中谷は6回、立て続けにワンツーの連打を打ち込むと、これをアゴに食らったサンティアゴがキャンバスに落下。立ち上がった王者に対し、中谷が畳みかけ、左ストレートから右フックを押し込むとサンティアゴがグシャリとダウン。主審が試合をストップした。
26歳の中谷は27勝20KO。28歳のサンティアゴは28勝14KO4敗5分。
中谷の話「この試合に向けてロサンゼルスでも日本でも死ぬ思いでがんばってきた。サンティアゴ選手にまずは感謝したい。WBCバンタム級は日本人チャンイオンも多く手にしてきたので、光栄に思うとともに気持ちが引き締まる。今日、バンタム級での将来を期待してもらえたでしょか? みなさんの期待にこたえられるような熱いファイトをしてきたい」
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