フェザーに上げてまた落とす? 井上尚弥、仰天計画明かす
2025年1月26日 9時00分
2025年1月25日 0時38分
東京・有明アリーナで24日、1万5千人観衆を集めて行われた世界S・バンタム級タイトルマッチは4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が挑戦者でWBO11位のキム・イェジュン(韓国)に4回2分25秒KO勝ち。統一王座3度目の防衛に成功した。
当初、井上に挑戦する予定だった指名挑戦者サム・グッドマン(豪州)が左目の負傷で2度キャンセルするハプニング。10日前に急きょ抜擢されたキムが代役としてモンスターに挑んだ。初回、サウスポーのキムに井上は左ジャブ、右ボディーを繰り出す。大きなアクションはなかったが、リングゼネラルシップで井上が押さえた。
2回、井上の右にキムは強気に「カモン!」のポーズ。しかしタイミング抜群の井上の右が襲撃。なおも右を決める王者にキムは左クロスで抵抗する。3回、右ストレート、ボディーをねじ込む井上にキムも左ストレートを返す。しかしパンチの質で井上は大きく勝る印象だ。
迎えた4回、コーナーへ挑戦者を詰めた井上が左強打をヒット。これに左をリターンしたキムだが、王者は構わず左ボディーから右、左につなげる。そして左アッパーで攻勢。ここでも「来い!」のしぐさを見せたキム。そこに間を置かず井上がワンツーの右強打を見舞うと、キムがロープ際に落下した。四つん這いになった挑戦者は起き上がりかけたが、マーク・ネルソン主審にカウントアウトされた。
予想通りの圧勝の井上は「皆さん、思った以上に会場に足を運んでいただいてありがとうございました」とあいさつ。続けて「急きょ代役を務めてくれたキム選手。ありがとうございました」と挑戦者をねぎらった。また試合内容に関しては「いつもより被弾するパンチが多かったが(期間が短く)対策不足ということもあり、リングで相手の動きを確認しようと思った。でも全体的にはよかったと思う」と振り返った。
そして今後について「今年は海外での試合を目指しているので、まず春にラスベガスで試合をしたいと思います。ラスベガス、サウジアラビアと海外で試合を目指していますので今後とも期待していただければうれしい」と抱負を述べた。
試合後リングに上がった米国の共同プロモーター、トップランクのボブ・アラム氏は「日本という偉大な国はショウヘイ・オオタニという素晴らしい選手をロサンゼルスにもたらしてくれた。今度はナオヤ・イノウエという素晴らしいボクサーをラスベガスにもたらしてほしい」と次戦のプロモートを歓迎した。
井上は世界戦24連勝で、通算戦績は29勝26KO不敗。キムは21勝13KO3敗2分となった。
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