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ライト級世界ランカー、カナダのバーディが全勝キープ 比国のラカサに判定勝ち

2025年3月8日 14時53分

 現地時間7日、カナダ・トロントのトロント・カジノ・リゾートでライト級10回戦が行われ、ルーカス・バーディ(カナダ/135ポンド)がライアン・ジェームス・ラカサ(フィリピン/134.8ポンド)に10回判定勝利した。スコアは99-90、96-93、97-92の3-0。

 地元の世界ランカー、バーディがサウスポーのラカサを迎えた全勝同士のノンタイトル戦。両者ゆっくりとしたリズムで仕掛けるきっかけを探り合う序盤となり、徐々にパンチの交換が増えていった。左手を前に出しながら右を狙うバーディはラカサのパンチを警戒しながらペースを引き寄せようとするが、サウスポーが不得手なのか有効打は多くない。手数でやや優勢と映るものの、4ラウンドにはラカサの左ストレートを浴びる。5ラウンドもラカサの左のトリプルが浅く当たり、6ラウンドはバーディも左フックを返すという一進一退の展開。

 試合が動いたのは7ラウンド。バーディの左フックがラカサのテンプルに当たると同時に、前の足が引っ掛かり、ラカサがゴロンと一回転した。レフェリーはこれをダウンと裁定しカウント8が数える。両手を広げ、不満の表情を見せるラカサはすぐに再開に応じ、8ラウンドは前に出るも、雑に行ったところにバーディの左右フックを浴びてしまう。

 バーディは逆転を狙って前進してくるラカサに対し、9ラウンドに右ストレートを浴びせるなどリードを広げながら反撃をシャットアウト。。WBAライト級7位、IBFでも8位にランクされる31歳のバーディは19戦全勝15KO。初の海外遠征だったラカサは15勝11KO1敗。

 なおこのラカサは好レコードながらフィリピンのGABランキングに名前が見つからない。近年、フィリピンのボクサーはGABのライセンスを取得せず、直接海外のビッグファイトを目指す傾向にあるという。その現状を表すように、GABチャンピオンはスーパーバンタム級のジェルウィン・アンカハス、フェザー級のマイケル・ダスマリナスの2王者のみ。他の階級は空位となっている。

 セミファイナルのWBA女子世界ライトフライ級タイトルマッチはサラ・ベイリー(カナダ/108ポンド)がクリスティーナ・ナバロ(スペイン/107.8ポンド)に10回判定勝利。王座の防衛を果たした。スコアはジャッジ全員が99-91。30歳のベイリーは7戦全勝、35歳のナバロは6勝1KO3敗。

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