元日本ヘビー級王者で、現在はOPBFクルーザー級6位の但馬ブランドン・ミツロ(31=TMK)が同級王者ムフタール・マイフムティ(31=中国)への挑戦(7月11日、大阪府吹田市・大和アリーナ)に備えて30日、大阪市西成区のジムで8ラウンドの実戦さながらのハード練習を公開した。ヘビー級からクルーザー級への転身を図る但馬は90㌔台半ばに体重を絞っており、8ラウンドの長丁場もしっかりした動きをみせた。

クラークとのスパーリングを公開した但馬㊨
ヘビー級では最重量127㌔で戦った但馬は5月から90・7キロのクルーザー級の体作りに入った。これまであまり重視しなかったランニングを練習の中心に据えて、朝のロードワーク、階段ダッシュで下半身を鍛え抜いた。並行してのスパーリングも80ラウンドを数え、「ヘビー級時代とは違い、中盤以降も踏ん張れる力がついてきていると思う」と但馬は練習効果を口にした。
この日のスパーリング相手はオーストラリアの西オーストラリア州ヘビー級王者、ルイス・クラーク(23)。声を上げて打ち込んでくる10勝4KO2敗の若手に、ジムの元2階級世界王者、亀田和毅の「ジャブを上下に。ボディーをもっと攻めろ」のアドバイスに即座に対応、後半も息切れすることなく、ボディーフックなど終始攻め続け、上々の仕上がりをアピールした。

クラークに右ストレートを決める但馬㊨
「筋肉を落としたというより、脂肪を落としたので、パンチのキレとスピードがついてきた。これまでジャブを受けてもいい気持ちで戦ってきたが、いまはディフェンスを意識している。今回は世界への通過点の試合と考えており、全力を出し切って力の差を見せつける試合をしたい」。新しい但馬は意気込みを口にした。
戦績は但馬が13勝11KO2敗、王者ムフタールが11勝7KO6敗。


