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野中悠樹36歳、4年9ヶ月ぶりの王座復帰

2014年8月10日 22時16分

 日本S・ウェルター級王座決定戦が10日、大阪市住吉区民センターで行われ、同級2位の野中悠樹(渥美)が同級3位の長島謙吾(角海老宝石)と対戦。野中が右ジャブを主体とした試合巧者ぶりを発揮して、大差の3-0判定で長島を下した。

野中が4年9か月ぶりに王座復帰(ボクシングニュース)
長島に左アッパーを決める野中(左)

 サウスポーの野中は開始から右ジャブで長島の接近を許さず、左ショートストレートをヒット。1回中盤にショートストレートがカウンターでヒット、長島の腰が落ちかけた。ここは深追いせずに、野中は主導権を握ったまま、ジャブ、アッパーと右フック、左アッパーと多彩なパンチで、長島と寄せ付けない展開に。強打が売りの長島は4回、右フックをヒットして、野中を一瞬ふらつかせたが、追い足がなく、詰め切れなかった。

 バッティングで5回に野中が左目上、6回に長島が右目下をカットするも、野中ペースは変わらず。足がよく動き、一発を狙う長島の接近を最後まで許さなかった。スコアは99-93、98-92、99-91。

 野中は2008年に日本同級王座を獲得。2度の防衛後、OPBF同級タイトルを獲得して2冠王者に君臨するも、次戦で現OPBF・日本ミドル級王者の柴田明雄(ワタナベ)に敗れて2つのタイトルを失った。これで野中は4年9ヶ月ぶり2度目の同級タイトル獲得。渥美ジムにとっては初の日本王者誕生となった。当初は、野中が前王者の細川貴之(六島)に挑戦す予定だったが、細川の体調不良で、長島との決定戦に変更された。セミのS・フェザー級8回戦は杉田聖(奈良)の対戦相手が棄権し中止となった。

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