大阪の大みそか3大戦、6選手記者会見
2014年12月30日 23時14分
2014年12月30日 21時29分
30日東京体育館の「ボクシングフェス2014 SUPER BOXEO」のメインイベント、WBO世界S・フライ級タイトルマッチは、挑戦者の井上尚弥(大橋)が王者オマール・ナルバエス(アルゼンチン)を2回3分1秒KOで下し、プロ8戦目で2階級制覇を達成した。ナルバエスは12度目の防衛に失敗した。
こんなにあっさり井上が勝つとは予想できなかった。開始早々だった。井上がフック気味の右をナルバエスのおでこに叩き込むと、王者の動きが一瞬止まる。この一発で拳を痛めたという井上だが、すかさず右をフォローして同じ場所にパンチを決めると、ナルバエスが尻からキャンバスに崩れ落ちた。
立ち上がったものの、明らかにダメージを負ったナルバエス。ナオヤコールを背に受ける井上は、ここから慎重にフィニッシュを伺い、ナルバエスが攻めてきたところに左フックをヒットさせ、この試合2度目のダウンを奪う。倒れたナルバエスは立ち上がったが、心身ともにダメージは甚大だった。
試合は2回に流れ込んだが、もはや試合の趨勢は決まったも同然だった。状況を打開しようと前に出てきたナルバエスに対し、井上が右フックを外して左フックをカウンターで決め、この試合3度目のダウンを奪う。チャンピオンはプライドだけで試合続行に応じたが、続く場面で井上のボディショットを浴びると、この試合4度目のダウン。プロアマを通じて1度もダウンがないと公言していたナルバエスが6分で4度ダウンし、ついに立ち上がることができなかった。敗れたナルバエスは「井上のパンチには驚いた。とにかく強かった」と井上の強打への驚きを何度も口にした。
フライ級とS・フライ級で通算27度の防衛に成功していたナルバエスを撃破した井上。「減量から解放されて本来の力が出た。試合前はプレッシャーで押しつぶされそうにもなったけど、若さと勢いで乗り切った。これからはだれの挑戦でも受けたい」と集まったファンにあいさつした。
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