ワイルダーが判定でWBCヘビー級新王者に
2015年1月18日 15時44分
2015年1月17日 21時19分
2015年の国内初興行となる第533回ダイナミックグローブが17日、後楽園ホールで行われ、メインのOPBF東洋太平洋S・フェザー級タイトルマッチは、挑戦者の金子大樹(横浜光)が王者ジョムトーン・チューワッタナ(タイ)に0-3判定負け。日本タイトルに続く2本目のベルト獲得はならなかった。スコアは115-113×2、116-112。ジョムトーンは4度目の防衛に成功した。
リーチのある金子は距離を取りながらジャブを突き、王者の出方を伺う立ち上がり。対するサウスポーのジョムトーンはベタ足のタイ選手らしいリズムの取り方から、左ストレートをボディに打ち込む。王者は動きに無駄がない。
攻めあぐねていた金子は4回に距離を詰めていったが、逆に王者の左のショート、ボディ打ちを浴びてしまう。王者は金子の強打をボディワークですいすいとかわす目の良さも見せた。4回を終わってのジャッジは38-38×3でそろったが、金子は本来のリズムのいいアウトボクシングができず、王者がやや押している印象だ。
中盤に入ると王者が挑戦者を引き離しにかかる。ジリジリと金子にプレスをかけ、接近戦で金子のパンチをかわしながら、左右フック、ボディ打ちで攻撃。金子は5回に鼻血を流し、顔も少しずつ腫れてきた。前に出るのか、距離を取るのか、ボクシングも中途半端になってきた。8回を終わって76-76、77-75、78-74とジョムトーンがリードした。
金子は9回に接近戦を仕掛けて、王者に肉薄するが、ここでもジョムトーンは冷静に対処して有効打を金子に見舞う。終盤はジョムトーンが余裕を持って対処。カウンターを着実にヒットすると、金子の左目はもう視界を失いそう。最終回、金子は前に出て会場を沸かせたが、最後までジョムトーンのうまさが目立ち、逆転はならなかった。またも日本人相手に勝利のジョムトーンは9勝4KO無敗。世界再挑戦が遠のいた金子は21勝14KO4敗3分。
◇ミドル級8回戦
福本祥馬(八王子中屋)[2-0(78-74、77-76、76-76)]福山和徹(冷研鶴崎)
スタートは互いにワンツーを積極的に打ち合った。日本ミドル級5位の福本は前に出て倒そうという意欲を見せたが、元ランカーの福山がそうはさせず、結果クリンチの多い展開に。互いに有効打が少ない試合ながら、上下に打ち分けた福本が競り勝った。アマで5冠獲得の福本は6勝5KO1敗。昨年6月の豪州遠征に続き連敗となった福山は9勝2KO6敗。
◇73.0kg8回戦
胡朋宏(横浜光)[TKO1回2分10秒]川端達郎(白井・具志堅S)
元日本ミドル級王者の胡は一昨年に日本タイトルを失ったあと、L・ヘビー級にクラスを上げたが、2戦目でフランス選手に敗退。ミドル級で再起のリングとなった。サウスポー川端とは09年に対戦して1回KO勝ち。胡はスタートから鋭く踏み込んで右ストレートを放ち、ラウンド後半にその右が炸裂。崩れ落ちた川端のダメージは甚大で、主審がすぐに試合を止めた。
2025年4月20日 20時30分
2025年4月20日 10時36分
2025年4月20日 10時08分
2025年4月20日 8時41分
2025年4月19日 20時04分
2025年4月19日 19時54分